第11回サイクルロードレース大阪クリテリュームin舞洲

湊 淳二 優勝










今シーズン、実力を発揮できずにいた湊 淳二が自身初優勝をとげました。
彼本来の持ち味である『一発』をうまく出すことができました。

しかし、この成績は混走していた2人のエリート選手の後塵を排しており、諸手をあげて喜ぶものでないことも事実ですが、素直に優勝を喜びます。
まだ経験の浅い湊は最終コーナーの入り方、スプリントに入るタイミングや姿勢に多くの失敗を残しており、
これらの部分を改善できれば、今後真の優勝が手に入るに違いありません。
それには多くの失敗を含めた経験が必要ですが、モタモタしていれば大学生活などアッという間に終了です。
今回の優勝と失敗からいかに多くを手に入れるかが、今後の伸び率に影響するのでしょう。

今回はレース後に、レースの走り方について話をしました。
普段選手達にそういった話をすることはないのですが、今日の彼らの走りはあまりに未熟で、もう少し自分たちの立場を考えて走れる選手になって欲しいという感情から、少々説教染みた話をしました。
なぜダメだったのか、どこがダメだったかを考えようとせず、全てを実力の違いだけで片付けてはいけないはずです。
ペダリング技術や戦術についてもっと多くの議論を交わしていかないと、来年も今年と同じような成績しか出す事が出来ないことを、選手個人が自覚しなければならないと感じるレースでした。

監督 秋田