全日本選手権オムニアム

11月20日
ベロドローム

前日に予選があり、その予選はポイントレース15km10人上がりで行われた。2組目の出走だった。
1組目はラップ合戦になり11人がラップし、ラップのポイントとは別にどこかでポイントを取らなければならず、非常に激しい展開だった。安田さんは逃げに乗ることができ、本戦に進出した。
2組目は1組目とは違い、逃げが決まらなかった。逃げて楽に点数を稼ぎたかったが、学連のレースとは違い、集団のペースがかなり速かったためうまくいかなかった。イナーメの中村選手のアタックに反応し5ポイントを取り、合計8ポイントで本戦に進出した。

新ルールで行われるオムニアムは、スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの計4種目で競う。

本戦1種目目のスクラッチでは、経験したことのないスピードで周回をし、法政の荒井選手をマークし続けた。終盤に日体の山下選手がアタックし、それに反応した安田さんは残り1周の3コーナーから捲りにかかり1着。自分は12着。集団の動きや、個人個人の動きを見れていなかったと思う。

2種目目テンポレース。泉崎で行なわれたオムニアムのテンポレースで序盤に動いたため後半が動けなかった。そのため中盤でポイントを稼ごうと思っていた。中盤でうまく抜け出し、3ポイント連続で獲得したが、それで脚はいっぱいになっていた。4ポイントを持っている人が多く、なんとか点を稼ぎたかったが動けなかった。はやり、序盤にポイントを稼ぎ、終盤もポイントを取れるようにしないといけないと思う。そのためにはまだまだスピードがありない。この種目は6位。

3種目目エリミネーションでは、リアルスタートから後方にいたため先頭にまで出た。この状況が何度かあり無駄に脚を使っていた。残り5人で外に出られなくなり、諦めようと思ったが、マトリックスの近谷選手が落車し、エリミネート直前にニュートラルが入った。そのおかげで降ろされなかった。近谷選手が復帰しレースは再開した。内側の選手を前に出させないように蓋をして、新村選手と残り2人までなった。新村選手の後ろを取り、先行しようと思っていたが、詰まって先行できずに圧倒的に力負けをした。序盤の無駄脚と、スピードの違いを改善しなければならない。

4種目目ポイントレースは、ラップに成功すれば優勝に手が届く点差でスタートした。逃げの展開になると思っていたがそうはならず、ハイペースのもがき合いとなった。スピードのない自分は全く歯が立たず、後ろについていることだけで精一杯だった。終盤には脚が攣りかけ、動けなかった。近谷選手がリタイアし、順位は1つ上がったが、総合は5位だった。

フィジカルの差がとてもあり、まだまだスピードが足りないことをとても感じた。1種目目を除いて、2.3.4種目はまだ集団を見れていたと思う。オフシーズンでフィジカルトレーニングに励みたい。

一回生
曽我部厚誠