カリフォルニアより

8月23日(日)




University Road Race




遂にひと月間のアメリカ遠征も最終日。

そして最後のレースは、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の敷地内を周回するレース。

インカレ1週間前、どれだけ登りが走れるようになってるかを知るレースでも。




コースは1周5kmを2.5km登って2.5km下り、全部で20周回100km。勾配は緩めで二か所ほどキツくなるも、速い周は全部アウターでこなせるくらい。

スタート地点には50人ほどで、今日はアメリカのコンチネンタルチームの選手もちらほら。

序盤はペースは上がったり下がったりで、常に前方では誰かが抜け出しを図っている。自分は調子を確認しながら、前半は動かずに後半絞られてきたとこで攻撃しようと考える。

そうこうしている中3周目くらいに先日までtour of Utahに出場していた選手と阿曽さんを含む3人が抜け出し、阿曽さんはのちに下がって来てしまうも残りの2人が行ってしまう。




中盤以降は常に追走のアタックやペースアップで人数が絞られる中、なかなか前との差は詰まらない。自分の決まりそうな追走に入ったりしていて、じわじわ脚は疲れてくるも調子は悪くない。




ラスト3周で登りに入った瞬間1人の選手が上手く抜け出す。

自分も次の周に同じタイミングで行って逃げ切りを狙おうと決め、下りは最後尾あたりで下り、ラスト2周前で後ろから加速してアタック。

集団も緩んだタイミングで上手くいく。登りで集団との差を広げ、前の一人が徐々に近づいてくる。しかし下りでは身長180cmオーバーで体重もありそうな選手が引いてくる集団のスピードの方が圧倒的に勝り、ラスト1周で捕まってしまう。

最後は登りでくらいついてゴールまで行くも、もう脚がなくて集団後方で18位でゴール。




この遠征最後のレース、結果は残せないもアタックは狙いよくいけ、不安だった登りの調子と感覚は悪くなかった。ただやはり上位のコンチネンタルの選手との差は大きいのも感じさせられた。




これでアメリカ遠征の全日程が終了しました。

ひと月自転車には最高の環境でレースとトレーニングができ、また自転車のみならず

多くのことを学び身に付けられ、本当に楽しく充実した遠征になりました。

そしてこの遠征において現地でお世話になった中村さんと、今回初めてお会いしたのにも関わらず、生活などにおいていろいろと教えて頂き助けて頂いた増田さん、大変ありがとうございました。

 

ひと月は少し長く感じるかもしれないし、この辺は物価が高くお金もかかるものの、是非後輩達には今後もアメリカ遠征に行き続けてもらいたいと思います!




4回生 明石