カリフォルニアより

こんばんは!カリフォルニア遠征も最終日を迎え、思い返すと楽しいことやつらいことがたくさんあり、つい思い出に浸っている服部です!

8月24日(土)快晴
Winters Road Race
結果:DNF

 ついにアメリカ最終レースの時がやって参りました。過去にアメリカに遠征した部員が経験した、160キロのロードレースです。やっと上りのあるコースレイアウトで、毎日毎日孤独に山を上った成果が出せる時がやってきました。1周40キロの周回を4周で、平坦〜アップダウン→上り〜平坦というコースでした。

 朝は4時半に起床し、パスタを軽く400グラム茹でてミートソースで食し、レース前にお気に入りのアップルパイを食べ、カロリーを蓄えて出走しました。もちろん、背中にもたくさん補給食を詰めて。

 レースがスタートして、序盤は相変わらずアタック合戦です。スタート位置が悪く、集団後方についてしまい、センターラインルールもいつもより厳しかったために前に上がれず、逃げに乗ることができませんでした。やっと集団前方に上がったのは上り区間が始まってからでした。1周目は距離や勾配もわからずにアウターで走り続け、朝の食事もリバース寸前になっておりとても苦しかったです。しかし2周目以降はインナーギアで回しながら上れていたために集団後方から前方に上がるなど、余裕を持った走りができていました。3周目の上りで、補給区間を過ぎてから一気にペースが上がり、集団は4っつに分裂しました。自分も苦しかったものの、なんとか15人程のトップ集団に残り、今日は中村さんに言われた通りびしっとキメれる気がしていました。ですが、問題が発生。下り区間に入ってすぐ、前輪がスローパンクしました。とがった何かの破片が刺さっていました。それでもせっかく残った先頭集団から落ちるのが惜しくて、集団の後方で予備車輪を積んだ車が来るのを待っていました。しかしパンクした状態で走ること10キロ。全く車は来ずに集団からちぎれて走っていた自分は第二、第三、第四の集団にも抜き去られていました。それでも車はまだ来ません。

結局、代車輪を積んであったサポートカーはそのあと女子のゴールスプリントの後ろから現れました。すでに先頭がゴールラインを通過してから20分が経過していました。
 その時点で、ゴールラインにやってくる選手は次々とレースをやめていく中、車輪を交換してまだ走るのかい?など声をかけられながらも必死でラスト1周を走りました。悔しくて悔しくて、今までの2か月の思いをぶつける気持ちで40キロもがき続けました。そしてやっとゴール。バイク審判からもよく頑張った!と最後1キロぐらいは応援されながら先頭ゴールから遅れること30分、160キロ走りきったものの、その日の夜に結果を確認するとDNFになっていました。

 最後の最後に、悔いの残るレースでカリフォルニア遠征は幕を閉じました。特に今回のレースは先頭集団に残っていただけに、あと1周で自分はどこまで戦えるのかということを相対的に知ることができるラストチャンスだったので本当に悔しかったです。

 レース後は打ち上げ、ということで家のそばにある寿司屋に行き、中村さんに夕食を御馳走になりました。2か月の打ち上げということではらいっぱい食べてくれ!ということではらいっぱいいただきました!2か月間の出来事を中村さんと振り返りながら、寿司やカマトロ、カリフォルニアロールなどたくさんいただき、〆にカツ丼を食べました!本当にお腹いっぱいになり、日本人の方が店主を務めるこのお店のカツ丼の懐かしい日本の味に浸りながら店を後にしました。中村さん、今日は試合会場までの移動とさらに補給所での応援もしていただき、ごちそうも食べさせていただき本当にありがとうございました。また最後の最後まで見ている方を楽しませるようなレース展開ができずに申し訳ございませんでした。

4年生 服部