カリフォルニアより


メンバー 服部


6月27日(木)晴れ


距離 125キロ

時間 4時間40分


今日はCabrillo HwyからLa Hondaを登って、山頂のショップで休憩して35号でHalf Moon Bayにでて帰ってきました。行きのハイウェイは追い風で軽く足を回しているつもりでも時速50キロを超えるペースでした。その後、スタートして45キロ地点からのLa Hondaは予想以上に足が回り、今週末に控えているロードレースの良い練習ができていると一人で感じながら走っていました。(一人で練習するとは恐ろしいです。実はそんなに早くないペースだったということに後から気が付きます。)そしてLa Hondaを登り切ったところにあるショップで休憩し、Woodside Rdで帰るか、Skyline Blvdで帰るかピロシキを食べながら考えました。ここは前日にWoodside Rdを通っていたので、Skyline Blvdに決めました。さすが、スカイラインというだけあって、景色はとてもきれいでした。何がきれいだったかというと、西海岸を見渡すことができ、さらにシリコンバレーを見ることもできました。山の尾根に走っているだけのことはあり景色は最高でした。コースとしてもLa Hondaの山頂からまだまだ登り、そこから一気に下るという“足にくる”山岳コースでした。下りきったらちょうどHalf Moon Bayに到着しました。しかし、そこから残り30キロが台風のような向かい風で、行きの半分のスピードの維持がやっとでした。今日もまた“ぼっち”の怖さを思い知らされました。何とかPacificaにたどり着き、まだメニューをしていないことに気が付きました。そこで、中村さんの新居の前の緩やかな坂でインターバルを行いました。ところが・・・ 緩やかに見えたのは家の前だけ。その後の民家の中は激坂のカーニバル。(涙)インターバルのレストでも負荷がかかっており、足が棒になりました。そしてこの日が終了。

アメリカでは毎日練習開始が10時と遅いですが、夜は9時まで日が昇っているので、日照時間はとても長く感じます。調子も少しずつ良くなっているので、今週末のロードレースは頑張りたい(特に落車に注意!笑)と思います!


6月28日(金)曇り


距離 50キロ

時間 2時間30分


今日は明日の試合の調整ということでPacifica〜Golden Gate Bridge往復でした。以外に近くにGolden Gate Bridgeがあり、23キロでたどり着きました。ただし、道はとても険しく、前日

の激坂区間を登りきらないといけませんでした。スタート5分で心拍数は180を超え、山岳区間をクリア。そこから、10キロほどSkyline Blvdを下り、コースを間違え19th Aveに合流。交通量が多すぎてまったく練習になりませんでした。そこから少し方向転換し、何とかGolden Gate Bridgeに到着。しかし、橋というのに、結構登るんですね(笑) 軽くヒルクライムをして橋を渡るとそこには一面の景色・・・ ということもなく、この日はあいにくの曇りで霧がかっており、全く景色は見れませんでした。帰り道はGreat Hwyという、RPGゲームに出てくるような名前の海岸沿いを走り、Skyline Blvdを登って帰ってきました。

夕方からは中村さんに車を出していただき、買い物とコース確認に出かけました。まずコース確認は途中でFree Wayを通る必要がある35号を確認しました。そして最寄りの自転車屋(Pacificaから片道20キロ程度)を教えていただき、日本食スーパーの虹屋に連れて行っていただきました。日本食スーパーではついに念願の白米を買いました。やっとパン生活から脱退できます。明日の4時起きを控えて帰ってきてまだ明るい中、寝る準備をしました。


6月29日(土)晴れ


Booneville Road Race

メンバー 中村さん 服部


距離 108キロ

時間 4時間35分?


順位 不明


朝4時30分にPacificaを出て6時30分到着予定で試合会場に向かいました。レースが7時30分からだったのですが、険しい山道を越え、到着は出走の30分前でした。時間が迫っていたので途中の車の中で着替えたのですが、山道ということもあり車酔いしてしまいました。しかし、会場の山の空気でリフレッシュできました。アップもままならないままスタートラインへ。参加人数が少ないということもあり、マスターズと混同でレース開始。中村さんにマークするべき選手とレースの細かいルール、路面状況などの日本語訳を教えていただきました。

そしてスタート。本スタートしてから30秒。まったく動きがなく、このペースなら余裕かと思った瞬間、目の前に上り坂が・・・ しかしおっさんたちは27Tを付けている様子だが、この上り坂では必要ないのでは?などと思いながら登り始めました。そして初めてアメリカ人の恐ろしさを目の当たりにします。平地から全くペースが変わっていない。ペースを落として回すのではなく、パワーライディングで処理しようとしている強者が多く存在していました。それならこののぼりは長く続かないはず!と勝手に解釈して、こちらもダンシングで対処しようとします。ところが行けども行けども、山頂は見えてきませんでした。結局、スタートから5キロ地点で集団は分解し、ちぎれてしまいました。そこからグルペットで走ること一時間。25キロ地点で初めてKOMの文字が見えます。やっと下り。と思ったのもつかの間、西海岸に出

てからも、アップダウンが続き、まるで沖縄の東村までのルートを走っているようでした。そこからまた山岳コースに入り、70キロ地点を登っている時にはついに足をつってしまいました。5キロ地点で足を売り切ってからの無理がここで効いてきたようです。ここからは暑さと体の限界との戦いで、あまりはっきりとした記憶は覚えていませんが、何とか1周回を終え、スタート付近に戻ってきました。その時点ですでに104キロ。ここから更に5キロのヒルクライムが待っていました。ここで初めて27Tの重要性を知りました。ぼろぼろになった体には25Tでさえも重く感じ、本当に最後は意識朦朧でゴールしました。一番記憶に残っているのは、奥さんが東京の方だというハーンさん(アメリカ人)と話した記憶だけでした。

今回のレースでは今までにないほどのパワー不足を味わいました。そして、アメリカのレースの厳しさ、ここで勝つにはもっともっとパワーをつけなければ対応できないと強く感じました。まだ時間はあるので、この課題をしっかり解決できるようパワートレーニングも行いたいと思います。

最後になりますが、朝早くから車を運転していただき、サポートしてくださった中村さん、ありがとうございました。


6月30日(日)晴れ

メンバー 中村さん 服部


Lodi Criterium


服部 DNF


本日はLodiで開催されているクリテリウムに参戦しました。かなり内陸部に位置するLodiの本日の最高気温はなんと43度!今までに経験したことのない暑さでした。それにも関わらず、長袖のワンピースで出走しました。もちろん長袖は自分だけでした。出走前に水をかぶり、気化熱で涼しいと思い込んでいましたが、5分もすれば、ワンピースはカサカサに乾いていました。スタートして5分が経過し、最初は前に前に位置取っていたものの、アメリカ人のコーナーワークで少しずつ順位を下げてしまいました。そして結局30分足らずでDNFに。

暑さでバテかけていたのもありますが、パワーのなさやコーナーで車間を開けてしまうなどまだまだ課題は山積みです。今週の木曜日にまた独立記念クリテリウムがあるということで、今目の前にある課題を少しでもクリアできるように頑張りたいと思います。来週はさらに暑くなるようなので、少しでも冷却することのできる用意をして試合に挑みたいと思います。


4年生 服部