カリフォルニアより


2013年6月23日(日)雨

メンバー 服部

距離 30キロ

時間 1時間20分


お久しぶりです。

四年生になりました、服部昇平です。秋田監督にお願いして、武者修行にアメリカへやって参りました。以前から何度もお世話になっている中村さんのもとで、2か月間アメリカのレースに参戦していこうと考えていますので、応援よろしくお願いします。


到着して早々、怪しい雲行きの中、サンフランシスコ空港まで中村さんに迎えに来ていただきました。


到着後、寝不足気味ではありましたが、足を回しに行きました。今までと違って今年からはPacificaという町に住み、頑張っていくことになりました。Pacificaはサンフランシスコに近く、西海岸に面した非常に風景が豊かな町です。

この日はあいにくの雨模様で、海岸を一望することができませんでしたが、晴れるとそれはきれいな太平洋が広がるはずです。

走り出してすぐに雨に降られ、なれないアメリカの右通行の道路を走りました。Rute1を走り、Sharp Park Roadを上ったところで折り返して帰ってきました。下りは一漕ぎもしていないのに時速70キロを超える直線とウェットな路面にビビりながら帰ってきました。


6月24日(月)雨

Pacifica 〜Half moon Bay折り返し

距離 60キロ

時間 2時間40分


ずっと違和感のあった膝がとうとう悲鳴を上げました。寒さと雨にやられ、出走して10キロぐらい進んだところから痛みと戦いながら帰ってきました。雨雲に包まれて景色も晴れず、心に黒いもやがかかった状態で帰路に着きました。

ちなみに、帰り道は雨でびしょ濡れになりながら帰ってきましたが、雨が降る西海岸は真冬の装備で走っていても凍える寒さでした。渡米前に中村さんにフリースが必要だと言われていましたが、この日初めてフリースを着たPacifica住民に遭遇しました。


6月25日(火)雨

メンバー 中村さん 服部

午前 ローラー1時間

午後 クリテリウム練習1時間


相変わらずアメリカ3日目も朝から雨でした。3日目にしてやっと乱れた食生活と生活を一新して体調を戻しました。人生で初めて時差というものに恐ろしさを感じました。

この日は夕方の6時頃から、Aucklandの埠頭で毎週クリテリウムの練習会があると中村さんに教えていただき、つれて行っていただきました。

会場についてみると、すでに20人程度の集団が一周3キロの周回を走っていました。急いで準備し、集団の波に乗りました。集団に追いつこうと踏みましたが、45〜50キロで周回している集団になかなか追いつけずにいました。向かい風区間で集団が垂れたのをチャンスに追いつきましたが、集団にはいろいろな自転車や選手がいました。TTバイクならまだしも、ブ●ーキ無しのピストまでいました。そんな集団に驚きながら、集団のコーナリングには更に驚かされました。集団について1周目にして直角コーナーでピストと共に集団からちぎれました。少し油断していた気持ちを引き締め、集団を待って復帰。今度は集団後方には下がらずに前方で先頭交代に加わりました。しかし、コーナーで遅れ、直線で前に上がるという動作を繰り返し、足を消耗してしまいました。

さて、このクリテリウム練習会、もちろん練習会のためゴールがありません。誰かがやめたと言って終了するそうです。それでも常に逃げができるような展開で集団は落ち着くことのない激しい動きを繰り返していました。いつもは日が暮れるまで続くそうですが、この日は人数も少なく、僕の足が棒になってちぎれた直後に終了したようです。

今週末にはレースが控えているため、クリテリウムに関してコーナリングの大切さを学ぶことができました。次回参加するときは、今までよりもう少しだけコーナーを攻めてみようと思います。

この日、アメリカに来て初めて日光というものに当たりました。光合成をしたわけではないですが、今までモヤモヤしていた心が晴れた気がしました。

最後になりますが、仕事終わりに車を出していただいた中村さん、ありがとうございました。


6月26日(水)晴れ

Pacifica 〜 Half Moon Bay 〜 Page Mill Road往復

距離 130キロ

時間 5時間


今日はnoon rideに参加しようとPage Mill Roadの集合場所を目指しました。中村さんに伺った話によると50キロ程度ということもあり余裕を持って2時間半前に出発。しかし、実際に走ってみると目的地まで70キロありました。途中迷いながら行ったため、時間も12

時を過ぎてしまい、結局noon rideに参加できず。しかも、そのあとハンガーノックになってしまい、補給しようかかなり迷いました。日本と違い、自転車を盗まれるというリスクも避ける必要がありました。しかし、一人で走っていたため、自転車を見張ってくれる人がおらず、困りました。しかし、ちょうど行きに通ったWoodside Town Hallというドライブウェイのような場所で自転車のライダーが休憩していたので、ここなら大丈夫かなと人目につかないところに自転車を済ませ、早急に買い物を済ませました。よくわからないマンゴージュースを飲み、補給職にグミを買って後にしました。そこからCanada Roadでメディオを二本行い、Half Moon Bayから帰ってきました。家に近づくと安定のごとく霧がかっており、到着しました。一人で130キロは精神的にきつい練習でしたが、Santa Cruzまでの道のりを考えれば、まだまだ甘いのかもしれません。


四年生 服部