全日本学生選手権個人ロードレース2013

6月16日(日)晴れ
メンバー:秋田監督 山岸コーチ 吉岡さん 木村さん 服部さん 南野さん 鍵本さん 中村さん 田中さん 谷口さん 戸祭さん 渡邊さん 明石さん 間瀬 中井 平松 須堯

今回は長野県木祖村奥木祖湖周回1周9?コースを20周+1キロで181?のレースでした。
自分にとって181?という距離のレースはまったくの未知数で不安でいっぱいでした。
不安を少しでも減らそうと自転車の整備や補給は今までにないぐらい完璧に準備してレースに挑みました。

レース当日、宿から自走でレース会場まで行きローラーでしっかり体を動かしてスタートラインに並ぶ。
服部さんが場所を取っていてくれていたおかげで京産は全員前の方でスタートすることが出来た。
スタートしてからは例年の鹿屋大のペースアップに備えるため集団の前の方をキープして走った。
しかし、今年は鹿屋大のペースアップはなく代わりに数名の逃げが常にできている状態だった。集団は結構ゆっくりとしたペースで周回を重ねていく。
ところが、11周目ぐらいに事件が起きた。集団の前方で大落車が2回程あり、落車で足止めを食らった選手が集団に追いつくのに焦って単独落車をしたり中切れが頻発した。集団落車の中に赤色のS-WORKSが見えた。中井が巻き込まれようだ。後から聞いた話によると鍵本さんもその落車に巻き込まれていたらしい。この事件は鹿屋大のペースアップがなかった為、集団走行に不慣れな選手が多く残っていたせいで起きたのだろうと思う。僕は集団の真ん中あたりにいてぎりぎり落車を避けられたが、少し足止めを食らい集団に戻るのに足を使ってしまった。
落車の影響で人数がだいぶ減って5〜60人ぐらいになり、そのあともひとりふたりと脱落していった。木村さんもツール・ド・シンカラで崩した体調が戻らずリタイアしてしまった。
レースも後半に入り、集団が活性化し5人ほどが逃げそれに何人かブリッジしていく形で吉岡さんを含む10人ほどの逃げ集団ができ、最終的にこの逃げが決まってしまった。僕が逃げができたことに気づいた時にはもう遅く、メイン集団から抜け出そうとブリッジをしてもすべてチェックされこれはもうだめだと思い、最後のゴール勝負のために足をためた。
ゴール前3?になると集団のペースが上がりラストの登りをできるだけ前で入ろうと必死に集団の前方に出ようともがいた。そして、集団の5番手ぐらいでラスト500mの登りに入った。5人ほどが集団から飛び出したのに僕もついて行ったがスピードが速くちぎれてしまった。後ろを気にしながら一人でもがくのは精神的にとてもきつかったが沿道から先輩達の声援が支えになりゴールまでもがき続けることができた。

今回のレースは完走するという最低限の目標は達成できたがレース中はちぎれないように必死でレース展開にまったくからめませんでした。
ただ、自分の持ってるを全て出し最後まで走りきれたのでこの結果に悔いはないです。
9月のインカレまでにはレース展開に絡める選手になれるよう強くなりたいです。

結果
1位 辻本尚希(順天堂大学
2位 前園浩平(立命館大学
3位 雨宮正樹(日本大学
4位 吉岡直哉(京都産業大学
19位 須堯
25位 渡邊
38位 間瀬
DNF 木村 服部 南野 鍵本 田中 谷口 戸祭 中井

1回生須堯