4月6日 全日本学生TRS第1戦(記録会+ポイントレース)
メンバー 4回生 吉岡さん 木村さん
     3回生 鍵本さん 中村さん
     2回生 田中 渡邊 戸祭 明石 谷口
     1回生 中井 間瀬 須堯1


今回は今年度の開幕戦となる学連のトラックシリーズ(TRS)の第1戦とチャレンジロードレースに出場するために静岡県CSCに行ってきました。
TRSでは団抜きメンバー(吉岡さん 木村さん 中井 間瀬)の団抜きをメインに、予備選手の鍵本さんと僕の合わせて6人がそれぞれ個抜き(4kmIP)と団抜きとポイントレースにエントリーし、残りのメンバーは翌日のチャレンジロードレースに備えました。


土曜日のTRSに出場するために金曜日に出発して、いつもお世話になっている宿に到着したのが17時過ぎでした。
トラック班は宿の外でローラーと自転車のチェックをし、12人全員が夕食まで忙しなく動いていました。


やっと落ち着いて夕食を食べ終え、30分後にミーティングをしようと解散した頃に中井がTwitterを見てチャレンジロードが中止になった事を初めて知ります。
この時点で日曜日のチャレンジロードは雨の予報だったのですが、爆弾低気圧の影響は大きいようでニュースでも窓に近寄らないようにと言っていました。


急遽無くなってしまったチャレンジロードへ意識を高めていた京産メンバーの落胆は大きく、中でも最高に調子の良い戸祭りはかなり落ち込んでいるように見えました。この時点で今回はTRS出場の6名のみがトラックレースに出て帰ることが確定。残りの6名は走ること無く帰ることになりました。


こうなったらTRSだけでも燃え尽きてやる!と気合い十分にCSCのバンクに乗り込んだのが翌朝7時
団抜きメンバー4人と鍵本さんと僕の2人に別れて朝のフリー走行に入りました。
団抜きメンバーが淡々と走る中、僕達2人は落車(遅いと遠心力が足りなくて落ちる)が怖いので少し速いペースで周回を重ねていました。
しばらく走っていると前に団抜きメンバーが居て、その上(バンクの高い所)に他大学の選手が低速で1人で走っていました。
すると上を走っていた選手がバンクの角度に耐えれずに落車してしまい、下を走っていた団抜きメンバーの4人の内、後ろ2人(吉岡さんと中井)に落下して2人を巻き込んで落車しました。


これは大変なことになったと思いつつも2人で周回を重ねていると、それから15周くらい走っただろうか?鍵本さんが先頭で走っている時にさっきとは別の大学の選手が同じパターンで上から降ってきたのです。上に避けるか下で切り抜けるかかなり微妙な位置での落車だったのですが鍵本さんが下に回避したので後ろに位置していた僕は上に逃げました。
しかし落下してくる選手の速度は思っていたよりも早く、下に回避して逃げ場を失った鍵本さんは僕の真横で宙を舞いました。


これ以上走ったら自分も危ないと思いフリー走行を諦めて降りたのですが3人とも救急車で病院に行く事になり、残ったメンバーは木村さんと僕と間瀬の3人のみ。それぞれ個抜きと団抜きとポイントレースにエントリーしていましたが団抜きはスタートに必要な4人を集める事ができない状況になってしまいました。
その後、監督と大会側との交渉で3人での出走を認めてもらえましたが順位はつかず、参考タイムのみの条件付きでした。



そして、とにかく胸騒ぎがおさまらない中、密かに楽しみにしていた個抜きが始まりました。
先に走った間瀬のタイムは5分14秒
間瀬が5分切ってきたらどうしようかと不安だったので一安心しましたが、次は自分なので去年の同じ時期に同じ場所で計った5分01秒を越えて4分50秒台を目標に気合いを入れてきました。
しかしタイムは5分02秒で、去年より1秒遅くなり、去年の数倍キツかったです。しかし、その後の団抜きもポイントレースも走れていたので序盤でペースを上げ過ぎてしまい、一定のラップで走れなかった事が原因だとおもいます。


そして16時からやっと団抜きがはじまり、木村さん 間瀬 谷口の3人で走りました。監督からの目標タイムは4分40秒
屋内250バンクでの団抜きも3人での団抜きも初めてでしたが、個抜きに比べれば後ろで多少楽ができると思って意外と気負わずにスタートに並べました。
走ってみると屋外より屋内の方が後ろで休めれたので(250バンクだから?)3人とも気持ちよく回せました。
結果は4分41秒で30秒台には入りませんでしたが、3人にしては良いタイムだったのではないでしょうか?
3人ともまだ余力があったようなので4人出走ならもっと気にせずガンガンペースを上げれていたのかもしれません。


その後、団抜きが終わってから2時間後の19時からクラス1のポイントレースがやっと始まりました。17時には全ての競技が終了している予定だったので夜飯なんて準備しておらず、腹ぺこの状態で出走しました。この時既に最初のフリー走行から12時間経過
流石にクラス1の1組目のメンバーは豪華で出走人数は24人でした。



最後の最後で落車するなんてまっぴらなので最初は木村さんの後ろにべったり着いて、縦に伸びた集団の最後尾をチョロチョロしていました。
しばらく決定的な逃げは起らず、最初のポイント周回を前に2人の選手が逃げ出します。その後メイン集団からポイントを取りたい日大の選手が一人飛び出した時点で僕がメイン集団の先頭になったので4着をせこせこと頂きました(笑)


そのまま逃げもメイン集団に飲まれて、また集団が1つになったところで木村さんを含む4人の逃げができました。
それに活性化されたメイン集団のペースは一気に上がり、激しい先頭交代をくり返して木村さんの逃げが4人と僕の居た追走集団が7人とメイン集団が7人の3グループに別れました。(残りは切れていった)
4人逃げはそのままメイン集団の7人に追いつき、11人のメイン集団になりました。
普通ならこの時点でラップ認定がされて、僕を含む追走7名が逃げ集団になるハズなのですがラップ認定されないままレースは続きました。


なので追走集団が突如、メイン集団から千切れた集団になってしまったのです!
走ってる方もギリギリで走っているので意味が分からないままとにかくメイン集団に追いつこうと必死にローテーションをしているといつの間にか4人になってしまい、それでも最後の10周くらいにメイン集団に追いつきました(本当は1ラップした)がこれも当然ラップ認定されずに終わりました。


落車せずに終われた事に満足してしまい、展開がどうだったとか、なんでラップ認定されなっかのか?とかその時はどうでも良かったのですが、後から考えてみるとどうでも良くない事な気がしてきましたが、とにかく僕は無事に最後まで走りきれたので満足できました。


チャレンジロードが中止になってしまい、メンバーの半分が走らないまま帰ることとなり、残ったTRS出場組の半分も朝のフリー走行でそれぞれ落車に巻き込まれてしまい、波乱の幕開けとなった今回の開幕戦ですが、アメリカ組も沖縄組も調子が上がっていただけに残念な結果に終わってしましましたが、まだまだこれからレースは続くので京都産業大学の黄金期をまたこの1年で復活させたいと思います!


2回生 谷口