TOJ2012 レースレポート 前半

【1stステージ 堺ステージ 個人TT 2.65km】
1 CLARKE William チャンピオンシステム・プ ロサイクリングチーム 3'19"31
2 WURF Cameron チャンピオンシステム・プ ロサイクリングチーム 3'20"90
3 CHEUNG King Lok 香港チーム 3'21"65

61 木村圭佑 3'37"47

今回は、日本学生自転車競技連盟選抜チーム(UAJ)としてTOJに出場しました。

初日は、個人TT、出走順は出場選手中で1番最初でした。

スタートとともに、大勢の観客の歓声でテンションが上がってしまいオーバーペースで行ってしまい撃沈。

ほとんどのコーナーをブレーキをせずにいけました。終わってから考えるとそれはスピードが出てないだけだと気が付きました。

堺ステージは、観客がとても多く、まるでお祭りに来ているようでした。2年前のTOJでは木守さんを応援しに堺ステージに行きました。

その時は選手ピットの柵の外から指をくわえて見ているだけでした。しかし今回は選手としてTOJに参加でき幸せでした。



2ndステージ 美濃ステージ(全160.7km)
1 RICHEZE Maximiliano Ariel (NIPPO、日本) 3:49'26"
2 WIESIAK Mariusz (マトリックス・パワータグ、日本) 同タイム
3 PATRICK Shaw (ジェネシス・ウェルス・
アドヴァイザース、オーストラリア) 同タイム

57 木村圭佑 3:49'45" (+19")

例年とは違い、奈良ステージがなくなり移動日をはさみ美濃ステージでした。一か所だけ上りがありそれ以外は平坦基調のコース。

パレードが終わりスタート。アタック合戦開始。2周目に入り自分も逃げに乗れるよう、2回ほど数名で抜けだそうとしましたが吸収され失敗。

結局逃げに乗れず切り替えて後半のペースアップに備えて集団待機。NIPPOのコントロールでレースは進んでいき逃げを吸収しラストラップへ、激しい位置取り争いの中、上りに突入。

シマノの畑中選手の後ろで上っていたので、大丈夫だと思っていたら、頂上付近で遅れてしまい。シマノの選手が他にもいたのでタイム差を詰めるために引いてくれていたので下りで追いつけるかと思いましたがメイン集団からおくれてゴール。

他の学連選手は、怒鳴られながらも果敢にスプリント争いをしていました。学連選抜は戦いに来ているのだと心で強く思いました。



3rdステージ南信州148km
1 AREDONDO Moreno julian (NIPPO) 3:58'37"
2 BALIANI Fortunato (NIPPO) 〃
3 LEBAS Thomas (ブリヂストンアンカー) 3:59'56"

64 木村圭佑

アップダウンを繰り返す激しいコース。1周目からハイペース、上りも下りも速く集団がバラバラに学連では山本元喜だけ前の集団に入り、他はグルペットで完走。

残念なことに山本隼が不運な落車で鎖骨骨折してしまいDNF。今日だけで20人がDNF。明日は移動日で後半戦に突入、いままで何もできていない状態なので気合を入れ直す。



4thステージ 富士山ステージ(ヒルクライム)

1 BALIANI Fortunato (チームNIPPO) 40'23"
2 AREDONDO MORENO Julian (チームNIPPO) 40'42"
3 BUTLER Christpher D (チャンピオンシステム・プロサイクリングチーム) 41'21"

32 木村圭佑 46'39" (+6'16")

冨士山の五合目までの11.4km、標高約2000mをひたすら上るレース。

前日に車でコースを下見した結果、ギヤはフロント39T、リヤは30T−12Tを選択。

レースは上りだけなので、自分の登坂力がどのレベルにあるのかと確かめられるのでしっかりアップをしてスタートラインへ。

スタート直後から集団が縦にのびる展開。

周りに惑わされずにマイペースで上っていくことに、激坂区間が始まり前から落ちてくる選手を抜いていき、ゴール。

雨で路面が濡れていたのでトラクションをかけながら上らないと進まない。激坂区間では30Tを選択して正解だと思いました。

今日だけで総合を20位ジャンプアップできたので少し嬉しかったです。

5thステージスタート(伊豆ステージ)

1 WONG Kam Po (香港チーム) 4:32'10"
2 JIAO Peng Da (チャンピオンシステム) 4:32'12"
3 XU Gang (チャンピオンシステム) 4:32'14"

56 木村圭佑 4:51'29" (+19'19")

日本サイクルスポーツセンター周回コース12.2km×12周、全146.4kmの標高獲得5000メートルの難関ステージ。

このステージを超えれば安心なのですべての力をつかって生き残らなければいけない。

レースは逃げグループをNIIPOがコントロールするメイン集団が追う展開で進む。逃げグループからBSの清水選手がメカトラで後退。BSがNIIPOに代わりペースアップ。

ペースアップに我慢できず20名ほどのグルペットで何とか完走。黒枝が日本人最高位の9位でゴール。すごいと思うとともに悔しさがこみ上げた。

6thステージ 東京ステージ
1 西谷泰治 (愛三工業レーシングチーム) 2:23'21"
2 RICHEZE Maximiliano Ariel (チームNIPPO) 同タイム
3 AVERIN Maksym (アモーレ・エ・ヴィータ) 同タイム

26 木村圭佑 同タイム

総合成績
1 BALIANI Fortunato (チームNIPPO) 15:28'48"
2 ARREDONDO MORENO Julian David (チームNIPPO) 15:28'48"
3 DABROWSKI Jaroslaw (アモーレ・エ・ヴィータ) 15:28'48

46 木村圭佑 16:07'37"(+39'11")

やっと辿りついた最終ステージ。平坦ステージなので自分にも少なかららずチャンスはあるはず。

最前列に並びスタート。パレード終了直後にスタートアタックをやってみたが一人ではキツイ。諦めず抜け出すチャンスをうかがう。

2回目のアタック、しばらく一人で走っているとシマノの畑中選手が合流。しかしNIIPO、マトリックス、UKYOがコントロールしているので吸収。

周回コースに入ったが逃げは決まらない。3回目のアタック、ブリッツェンの中村選手と共に逃げオームストレートを通過したがしばらくして吸収。

この展開では逃げはかぎりなく不可能と思い、切り替え黒枝のスプリントの為に位置取りを手助け。ゴールに向けて集団内では激しい位置取り争い、経験がない自分には厳しく黒枝と離れてしまい集団に埋もれたままゴールスプリント。

今までトレインなど組んだことがなく逆に足を引っ張ってしまい反省。

こうして僕のTOJが終了しました。もっと強くなりTOJに帰ってきたいと思いました。

三宅監督をはじめ、秋田監督、安田さん、麦倉くん、中村くん、高島さん1週間有難うございました。