8月10日
トロフェオカールスベルク第一ステージ
距離89.3km
結果、114位


ドイツに着いて時差ボケも治り、いつも通りのコンディションで試合に挑みました。
コースは然程距離はないものの、アップダウンが日本とは比べ物にならない程厳しい設定でした。レースは最初に10km程パレードスタートした後、下り気味の平地からスタート。
体験したことがない程の集団密度に驚き、パレードでは先頭付近だったのに、ズルズルと集団後方へと落ちてしまいました。前へ上がろうにも集団は道一杯に広がり、隙間が無かったです。海外選手は歩道やロータリーを利用して集団前方へと向かっていってました。
日本との差にまた驚きました。でも驚いてばかりではダメなので前方へ上がっていく選手の後ろにくっついて上がっていきました。しかし、パレードスタートが終了して20km程走った頃にパンクしてしまいました。
後ろからサポートカーが来てホイール交換して再発走しましたが、登り始めでパンクしてしまったせいでカーぺーサーも使えず、道の狭いとこでは車が詰まっていたりと中々追い付けず、遅れてしまいました。途中、同じ日本チームと合流し、何人かでトレインを組んで走ってましたが、登りでバラバラになってしまいました。
その後は1人で走ってましたが、最後3kmで後ろから三人と合流しゴールしました。初日は何も出来ずに終わってしまいました。


一回生 鍵本大地


8月11日
トロフェオカールスベルク第二ステージ
86km
結果、90位


昨日と同じくアップダウンの激しいコースでした。第二ステージは最も危ないコースだといわれていて、テクニカルなコースでした。
レースは最初はパレードスタートでしたが、昨日より短く、2km程でした。パレードスタートが終了すると、いきなり登りから始まり、ポジション争いが激しかったです。登坂が終了すると緩やかな下りになり、ペースがドンドン上がっていきました。
時々あるロータリーのせいで集団後方はペースの上がり下がりが頻繁に起こり、足を無駄に使ってしまいました。レース序盤に九人の逃げが決まり、それに追い付こうと集団内で各国の選手が活発に動き始めました。
レース中盤に集団から海外選手が四人程逃げたので追いかけ、一緒に逃げようとしましたが、一人がペースを乱して、上手く回らず、集団に追い付かれました。レース終盤に、集団から10人の逃げが二回出来、合計20人ほど逃げ、完全に出遅れてしまい、そのままグルペットでゴールしました。
第一ステージよりは集団内の走り方になれましたが、まだまだ海外選手より劣ってるなと実感しました。


一回生 鍵本大地



8月13日
トロフェオカールスベルク第3-1
ステージ距離11.2km
結果、103位

第3-1ステージはTTコースで登坂は少ししかなく、基本は下り基調なコースでした。
前半に踏んでしまったせいか、6km通過した辺りで脹ら脛がつってしまい、後半はペースが激タレしました。
TTが遅く、日本人の中でもビリでした。


第3-2ステージ

距離81.9km
結果、97位

午後の第3-2ステージは傾斜はキツくないものの長い登坂があり、その後も緩やかな下りなので、遅れたらそのままチギれるコースです。

レースは序盤からペースが上がり、有力選手が登坂でスピードを上げていきました。集団後方にいたら中ギレに巻き込まれそうだったので出来るだけ前に上がるようにしました。二周目の下りで、前に上がろうとして側道を走っていたら、イン側から海外選手に押され、道わきのポールに胸を打ちました。頑張って落者はしなかったですが、少しの間呼吸が出来なかったです。
その後の登坂で胸が苦しくなりチギれてしまい、暫く一人で走ってました。
途中、警察(おそらく)の方のバイクに牽いてもらい、日本人選手と海外選手三名と合流し、ゴールしました。
初日同様に何も出来ずに終わってしまいました。それどころかチームの皆さんに心配をさせてしまいました。
反省点が多く残りました。


一回生 鍵本大地



8月14日
トロフェオカールスベルク第4ステージ
距離134.7km
結果、リタイア

レース最終日。最終ステージは一番距離が長く、厳しいコースでした。
レースは序盤に9人のアタックが決まり、落ち着いたペースで走るメイン集団。
この逃げが決まった時に僕は集団後方にいたので、見送ることしか出来なかったです。
後ろでこの逃げにのれていたら、と思いましたが、後の祭りでした。その後も各選手がその逃げグループにのろうとアタックを繰り返したのですが、ダメでした。僕も何度か追いましたが、集団に潰されました。
三周目の登りでチギれてしまい、集団から遅れてしまいました。
何人かでまわしてましたが、他の選手はリタイアしていったので結局一人で走りました。その後、日本人選手と合流して一緒に走ってましたが、四周目でリタイアになりました。
とても悔しかったですが、自分の実力不足が招いた結果なので、もっと強くなりたいです。
今回の遠征で学べることはいっぱいありました。
今後のレースや練習に活かしていきたいです。


一回生 鍵本大地