ツールド北海道2010


ツールド北海道レポート 1回生 木村圭佑

プロローグ個人タイムトライアル
リザルト 38位個人総合時間賞 38位U23賞 9位


僕は、京産大チームのメンバーでは最後にスタートする順番でした。スタート1時間前から集中しアップをやり、走り終えたチームメンバーに戦略を聞いたりして万全の準備でスタートに立ちました。
風も弱くなっており、秋田監督からもアドバイスを受けスタートしましたが、トップスピードが遅くタイムは伸びませんでした。京産大チームとしては団体総合時間賞7位でそこそこ走れていると思いました。



第1ステージ 216キロ
リザルト76位  個人総合時間賞35位 U23賞8位


スタート前に秋田監督にチャンスがあればアタックを仕掛けても良いと言われていたのでパレード走行が終わると同時に3名が抜け出すのが見えたので僕も集団からアタックし追いつこうと思いました。しかしなかなか前の3名との差が縮まらず僕の後から追走して来たアクションサイクリングチームのフォン チュンカイ選手と一緒に追走しましたが、フォンチュンカイ選手の鬼引きについて行けず先頭4名と集団の間を単独で走り山岳ポイントをすぎた下りで集団に吸収されてしまいました。
積極的に集団からアタックできたのは自信になりました。
吸収後はゴールまで集団後方でしがみつきながらゴールしました。僕は集団後方の位置取りが多いのでそれでは勝負を放棄しているのと一緒だと秋田監督から指摘を受け、僕の課題は集団での位置取りに決まりました。


第二ステージ 186キロ
リザルト48位  個人総合時間賞49位 U23賞14位
第二ステージは厳しい山岳コース。なのでかなりの人数が減ると予想されていた為、自分の力がいつ尽きてしまうかが心配でした。
スタートし山岳ポイントであるチセヌプリ頂上に向け走りだす。
チセヌプリでは集団はバラけず京産大メンバーも全員耐えた、しかし下りきってまた上りに入ったところで山森さんと廣浦さんが遅れてしまう。このあと集団は落ち着いたのでこのあとに備えて補給を十分に取りました。集団先頭ではアタックが頻繁に起き集団のペース上がり、吉岡が遅れてしまう。
僕もかなり苦しかったがこれ以上京産大メンバーが遅れることは許されないのでくらい尽きました。逃げが決まりペースが落ちたかと思ったが追走ができ僕がいた集団はグルペットになりゴールを目指しました。


第3ステージ 165キロ
リザルト59位  個人総合時間賞56位 U23賞18位
スタート直後から激しいアタック合戦が起きる。僕はまたもや集団後方で耐え続けていました。オロフレ峠は速いペースで上って行き集団後方ではバラバラとちぎれて行く選手が出てきていました。僕は良いテンポで上ることができ先頭集団で頂上を越えることができました。しかし雨と霧の下りは恐ろしく遅れてしまいました。山岳賞の韓国の選手の後ろについて行き集団復帰はできました。最後の上りで力尽きて5名の選手とゴールを目指し走りました。このステージでの優勝は同じ1回生の鹿屋の山本選手でした。


第4ステージ 63キロクリテリウム
リザルト59位  個人総合時間賞56位  U23賞17位  
ついに最終ステージまでたどり着きました。
クリテリウムなので位置取りが非常に大切になります。僕はスタートから出来るだけ前に上がるように走りました。
しかし前に上がったと思ったらすぐに集団後方まで下がってしまい。なかなか前方で展開できませんでした。残り20キロ程で遅れてしまいました。
一人になってからも京産大メンバーや知り合いからの声援で諦めずに踏み続け完走できました。


1回生からツールド北海道を走ることができ、普段味わうことの出来ないスピードや展開など自分に必要な課題がたくさん見つかりました。
次にツールド北海道を走る時には集団前方で堂々と位置取りし逃げまくれる選手になりたいです。
今回、ツールド北海道に参加するに当たって協力して下さったOBの皆さんやサポートの皆さん、いつも僕を応援してくれる家族や友人に感謝します。

ありがとうございました。

木村 圭佑