ツールド北海道2010


レースレポート 木守 望


北海道は、僕が入学してから毎年補欠で悔しい思いをして、今年も補欠でしたが順天堂大学が欠場となり今年は6年ぶりに出場権を得た。
念願の出場権、大学生として最後の年に僕は大きなチャンスを得たと思いU23賞を目標に、ステージ上位入賞を目指し挑む。

プロローグバンクの内側を2周というレースで、しっかりと試走をし僕は三番目に出走。
目標は、アンダー23ジャージ。
思ったよりスピードが出てペダルがかきそうになり、足を止めたためどうかと思ったが暫く一番時計。半分が過ぎ、愛三の福田選手に抜かれたもののアンダーではまだ一番。
このまま行けば、明日はアンダージャージを来てスタートラインに並べると思ったが、鹿屋の吉田に抜かれ結果は10位、アンダーでは2位と目標には届かなかったが、まずまずのスタート。


第一ステージ
アンダージャージまで一秒ない状態でスタート。
ホットスポットで一秒でも獲得すると逆転可能。ホットスポットを狙っていき、最後のスプリントで1つでも高い順位でゴールを目指す。
216kmという経験したことのないレースに栄養補給に気を付けながらレースを展開。前半から逃げがあっさりと決まり、木村も追いかけたが降りてきた。
ゴール前まで愛三の選手がコントロールするペースが続き、ラスト30km吸収されると同時にアタックが始まる。 何としても前でゴールしたい為前の方でクリア。ラスト5km程で鹿屋の内間がアタックし、3km手前から緩む。
位置取りをしているときに、台湾の選手とにらみ合いに気がつけば最終コーナーでスプリントするも23位でゴール。前日に地図で確認していたがイメージがつかめてなくて、失敗した。
調子は悪くないようなので明日へ備える。


第二ステージ

北海道での一番の勝負所。アンダー23を狙う上で最も重要なステージ。
鹿屋の動きに注意しながら、基本的に前方でレースをこなす。最初のKOM地点までは楽にクリア。KOM2地点で集団が2つに、後方集団はペースダウン自分は前方に乗り遅れ焦る。
途中パンクしたが、遅かったため直ぐに合流。後方も西薗選手を筆頭にペースアップが始まる。前が見えるもなかなか追いつかない。補給所に到達し補給で前が落ち着いた所を西薗が追いついた。
自分も追いかけるが届かず。ローテーションしたが、追いつかない。
ふとチームメイトは何処に居るのか確認しようと後ろを確認した時、他選手と接触し落車。前を追走するも予想以上に辛い。
結局、次の上りで何名かと合流しゴールを目指す。何度も諦めそうになるが、諦めると全てが終わる。最後まで諦めず26分遅れでゴール。
チームも僕と木村の2人に早くも、僕の北海道が終わってしまった。悔しかったが、このままでは何も残らない。 残り2レース必死で頑張る。


第三ステージ
何とか、オロフレ峠に入るまでに逃げに乗り少しでもアピールをと前半から、何度か自らアタックをするがなかなか決まらない。結局、オロフレまで大集団のままで入る。
まずい、と思いながらも登りに入る。しかし、それほど早くもないペースだったが思うように身体が動かず集団が遠くなっていく。
登りで遅れた選手と供にまたも苦しい時間が続くが諦めず平坦区間で遂に追いつく。
後は永遠と耐える時間が続く。逃げが吸収され、そのあと決定的な逃げが決まるが、何も出来ず。最後の登りを迎え、遅れて最終走者でゴール。
最後のクリテに全てをかける。


最終ステージ
逃げに乗って、上位を狙って挑んだ。
61kmのクリテリウムスタートして前半からキツい。監督から前で前でと指示されるが思うように位置取り出来ず。後手後手に回り何も出来ずに、残り3周で離れてしまいそのままゴール。
僕の学生での最初で最後の北海道が終わってしまった。京都産業大学を背負い、強い想いで挑んだが何も出来ずとても悔しいです。
しかし、ここで北海道にでて経験した事は明日からの京都産業大学に多きな意味を成していると思います。 僕は残り少ない学生生活を後輩の為に頑張り、残された後輩はそれぞれが何かを感じ来年に続いて行くと思います。
今年は、残念な結果となりましたが支援・応援して下さった皆様に感謝の気持ちを忘れずに、精進していきます。来年は私はおりませんが、京都産業大学自転車競技部はまた一段とたくましくなって帰ってきます。
これからもよろしくお願い致します。
4回生 木守望



9月23日(木)雨のち曇り
メンバー 山岸さん 吉岡 服部
4キロ個人追い抜き
1位 吉岡 京産大 5分03秒06
2位 松本 グレートアンカーマン 5分14秒98


8位 服部 京産大 5分56秒30



ポイントレース
1位 野末 13点
2位 山田 13点

5位 服部 4点


4キロ速度競争
1位 野末
2位 吉田


5位 服部


1キロTT
1位 辻本 岩井商会 1分09秒93
2位 吉岡 京産大 1分10秒94
3位 松本 グレートアンカーマン 1分13秒17


今日は向日町競輪場でガンウェルカップ京都府選手権が行われ、参加してきました。
午前中は雷雨に見回れ、競技が一時中断するなどハプニング満載でした。

最初の種目は4キロでしたが当日エントリーが2人ということで吉岡と同じ組でした。そしてお互いがお互いのラップも言うこともできずに散々な結果になってしまいました。
吉岡に三周回で追い抜かれるという屈辱的な気分を味わいました。しかし吉岡もオーバーペースで突っ込んだせいか、後半はたれたらしいです。しかしたれたと言っても、5分ちょっとで走る吉岡はとても強く、遠い存在であって何か悔しいです。
ポイントレースでは競輪選手の方々が参加し、ハイペースなものとなりました。
4速ではスタンディングで先頭責任を取ることに力を注ぎすぎ途中から足が棒になってしまいました。4速がこの日の中で一番しんどかったです。 しかしどんな理由があろうとタイムに表れているようにこれが自分の実力だと思います。
この夏少しは変われた気がしましたが所詮は気分だけだと思うと夏休みの練習でもっともっと追い込めたのではないかと後悔ばかり感じてしまう今日この頃です。
一回生服部