ツールド北海道2010

レースレポート  吉岡 直哉


私は大学に入った時、ツールド北海道に学生が出場することができることを知りませんでした。
大学に入り、多くの学生レーサーが北海道を目指していることを知り、先輩方もみんな目指している事を知りました。
私は話を聞いているうちに、北海道にでたくなりました。そして、去年のインカレ、個人ロード、チームロードの成績で北海道に出場できました。
私は、一回生で、メンバーに選ばれたのでかなりの不安感と期待でいっぱいでした。一回生でこのような大きな舞台に立つ事ができたので、チームのメンバーや部を支えて下さった皆様に感謝しました。
いざツールド北海道が始まるとやはり今までとは違う雰囲気でした。仕事できているレーサーと学業優先のレーサーでは全く違う感じがしました。しかし、気持ちでは皆、負けてはいなかったと思います。
私が思った学生とプロの違いはお金を貰っているか貰っていないかです。つまり、プロは生活がかかっているが、学生は大事ですが、大学の名前がかかっているだけです負けても死にません。大学生が勝つには、体力の他に、なにもかかっていないが、それでも戦うという闘争心が必要だと思いました。
つまり、完走すらしていない私は、それが損失していたと言うことになります。落車しても走り抜いた木守さんや一回生で完走した木村にはそれがあったのだと思います。


第4ステージまである内の第2ステージの100キロ地点で千切れました。ツールド北海道の半分も走らない内にリタイアした事になります。今まで経験した事のなかった大学のレース数で疲れがでてきてしまっていましが、みんな条件は一緒です。これが、現在の自分の力であります。
結果を残せなかったことに、OBの方々、チームのメンバー、部を支えて下さった皆様に本当に申し訳なく思います。 結果をだせないで、本当にすみませんでした。 このツールド北海道によって学んだ事はたくさんあります。ツールド北海道に出場した事によって部が今までと変わると思います。練習も全然たりていません。これからはツールド北海道に出場するのは当たり前、ツールド北海道で成績を残せるチームになりたいです。


私達はまだまだ弱いです。プロから見れば、遊びにしか見えないのだろうと思います。強くなるためにはどうすればいいのか。 人よりも走るしかありません。私は天才ではありません。人よりも多くクランクを回さないと速くなりません。人より長く乗らなければ、ライディングスキルはあがりません。天才じゃない者は努力しかありません。これからは人より効率のよい練習をし速くなります。


北海道に一回生で出場できて、本当に良かったです。大学に入り、多くの方々から支えていただいて、チームの大切さを改めて知りました。
来年のメンバーで北海道を経験したのは木村と私だけです。この経験を2人で部に伝えて、部の発展につなげれば一番です。
北海道出場を支えていただいた皆さんありがとうございました。
木守さん、山森さん、広浦さん、木村、今年、一緒に北海道を走れて良かったです。
成績を残せなかった事は本当に申し訳ありませんでした。 もうレースはないので、来年からの成績でこのかりは返していきます。

一回生 吉岡直哉