第11回 全日本学生選手権クリテリウム大会

主将 木守 望 3位入賞
2回生 廣浦 10位
2回生 丹後 12位

4月とは思えない冷たい風の吹く中行なわれました。
予選1組目の多田・湊・山森・仁木はあっさりと撃沈。
強風下でのトラブル等もあったにせよ、あまりにあっけなく散る彼らのコンディションに強く責任を感じた。
予選2組目は木守・佐藤・廣浦・丹後・平野が出走。
木守・廣浦・丹後は集団の中で余裕の走りで予選通過。平野と佐藤は集団のペースに着いていくことができず、予選敗退。

決勝は木守・廣浦・丹後の3名でのスタートとなった。
小雨がぱらつく極寒の中でスタート。
序盤は鹿屋大が個々の能力の高さとチームワークで完全にレースを支配。4回目のポイント終了時には吉田選手の優勝が決定的に思えるほどに大差がついた。
木守は孤軍奮闘でポイントを重ね、終盤では吉田選手に次ぐ2位につけ、逆転が可能な選手は木守ただ一人かというところまで善戦する。しかしそこから中央大学の選手の強烈なスプリントが炸裂し始め、飯野選手に逆転され3位という順位に落ち着いた。

昨年も展開に恵まれ3位になっている木守 望。
今年は完全に実力での3位入賞。見た目の数字では同じであるが内容は全く違う。
もし同じメンバーでもう一度レースをスタートしたとしても、また3位以上には入れるであろう安定した走りだった。

廣浦と丹後も、本来は彼らの分野ではないかもしれないレースで、全国を相手に走りきった。
昨年の彼らからは想像もできない躍進である。彼らのこの冬の努力が正当に評価された気がした瞬間だった。
逆に今大会で、予選を通過できずに終わってしまった選手にはさらなる奮起を期待する。
練習量は十分なはずなので何かきっかけをつかんで前に進んでほしい。
今日の結果で5月下旬の学生選手権ロードへの出場は中村・木守・湊・廣浦・丹後の5名のみとなった。
ツールド北海道参加権獲得には、綱渡り的状況になったしまったが、前を向いて日々研鑽していくしかない。

監督 秋田