第55回 全日本学生選手権チーム・ロード・タイムトライアル大会

5月28日(土)



メンバー:安田京介 樋口峻明 中井唯晶 松下綾馬




結果:2位 1時間19分43秒43 +1分17秒66 Ave.47.56km/h




北海道の出場権を決める大会の一つであるチームロードに

上記の4名で出場しました。




3月に行った沖縄合宿にもTTバイクを持ち込み練習をし、

バンクを使わせていただいての練習も行いました。




練習時はAve.49km/h越えで走っていたこともあり

準備は万端でしたが、不安材料として中井がTeam Ukyoの

遠征でインドネシア帰りであること、松下の実力が

他の3人と比べて劣っていることがありました。

もし何かあったときは、半周くらい固定牽きする

覚悟で臨みました。




当日の天気は曇りがちでしたが気温はある程度高く、

暑さを気にして安田のみノーマルヘルメットを選択しました。




作戦としてはペースメイクは自分が行い、安田、

中井はペースを維持し、松下は最後の半周までは必ず残れるよう

ローテーションを回ることを指示しました。




走順は樋口、中井、安田、松下




TTのスタート時は無駄に緊張してしまうことが多かったですが、

今回は程よい緊張感でスタートラインに並べました。




スタートしてしっかりとスピードを上げてからローテーションを

開始しました。

しかし、開始数分で中井が付き位置になり、3人でローテします。

監督から前半突っ込んだほうがいいとアドバイスを頂いたので、

スピードはむしろ上げるぐらいで走りました。

中井が回復しローテに加わると、今度は松下が付き位置に…

自分、安田ともう一人の3人で回す状況が続きました。

程なくして、1分前にスタートした早稲田大が見えてきて追い抜き、

1回目の折り返しをこなします。

折り返しは全て自分が先頭で入ることにしており、

後ろが付いていることを確認し、再びスピードを上げてから

ローテーションをします。

この辺りから他の3人に疲労が見え始めたため、

長めに牽くよう心がけました。

自分がペースを上げ、他の3人が少しずつ落とすという

感じになっていたので、少しペースを抑えて長めに牽きましたが、

そこからもペースが落ちてしまったので元のペースに戻しました。




スタート地点に戻ってきたときに、監督からトップの

鹿屋から15秒差と伝えられ、テンションが上がります。

気持ち的に楽になったので、2度目の折り返し後に

さらにペースを上げようとしました。

しかし、足並みが揃わずペースが安定しませんでした。

その後はきつかったためあまり覚えていませんが、

最後の復路で中井が千切れ、樋口、松下、安田でゴールしました。




この時点で2位が確定し、優勝を逃してしまいました。

たらればを言えばキリがありませんが、

全員が力を出し切った結果です。




特に、実力的に劣っていて練習でも千切れていた松下が、

途中で牽ききって千切れたいと言いながらも

最後まで走ってくれたことはとても助かりました。




この結果を受け止め、また来年のチームロードに向けて

準備していきたいと思います。




今回の結果でツールド北海道の選考の順位が2位となり、

ある程度有利に進められています。

個人戦でしっかり走り、北海道に出場できるよう頑張ります。




最後になりましたが、サポートに来てくださった

秋田監督、マネージャー、選手、

バンクで練習する機会を与えてくださった山岸コーチ、

応援してくださった皆様、ありがとうございました。




3回生 樋口