第56回全日本学生選手権トラック自転車競技大会

7月5日 日曜日
場所:ベロドローム

去年に引き続き全日本学生選手権トラック、スクラッチに出場した。去年は集団に埋もれてラップした人の中で最下位の6位、とても悔しい思いをしている。その分この大会にはしっかり備えてきた。

そして試合当日。予選の組み合わせを一通り見て有力選手をチョックした。いつも通りいけば予選は上がれると思い、あまり緊張せず走る事が出来て予選を通過した。そして直ぐに決勝の組み合わせ表を確認した。ここで「優勝しかない」っとメンバーがプレッシャーをかけてくる。そして翌朝6時30分に安田と2人で30周回のアップを48×15でこなし、試合までの間有力選手達の行動を僕は密かに視察していた。1時間半前から軽くローラーでアップする選手、一方で寝ている選手、流石に1時間前はみんなローラーに乗ってアップを始めていた。僕は試合の2時間前からローラーでアップを始めた。やはり周りの選手のギアは重めだと視察の時に思ったので53×15にした。

予定通り10:00にレースはスタートした。試合が始まると逃げたい選手、最後のスプリントに備える選手、それぞれの思惑がある中、中々逃げは決まらない、一度3人の逃げが出来、それにブリッジするもメイン集団に追いつかれてしまった。徐々に周回周が減っていくと共にメイン集団からはいつ落車してもおかしくない空気が流れていた。残り10周で朝日大の選手がメイン集団から1人抜けた感じで飛び出した。集団はそれを容認し周回周は着々と減っていく、そして残り5周、集団は既に牽制が入っていた。体力に余裕があったので、後ろに選手がいないのを確認すると集団から飛び出し、そのままの勢いで朝日大の選手を抜き優勝する事が出来た。

応援してくれていた観客からの声援は本当に励みになり、集団が後ろから迫ってくるんじゃないか、という不安も吹き飛ばされ、最後まで全力で走れた。今回の勝因は日頃の食事や体調管理、ギアの選択、レース中冷静になり集団が牽制に入っている時に飛び出したタイミング全てが上手くいった。


そして全日本学生選手権トラックというタイトルを始めてとったなので非常に嬉しい。これからはインカレで優勝する事を目標にし今まで以上に結果を残せるように頑張りたい。監督やコーチ、京都産業大学OB.OGの皆様、サポートの明石さん戸祭さん、応援して下さった皆様有難うございました。

3回生 間瀬勇毅





7月5日日曜日
メンバー、秋田監督、須堯さん、中井さん、佐藤さん、山田、中井唯晶

大学〜江文〜途中峠〜花折峠〜朽木ローソン〜花背峠〜大学
距離120キロ、4時30分

今日は秋田監督が練習に参加してくださりました。自分は前日の練習で日曜は雨の可能性があったので、その日にかなり追い込んでいて疲労が溜まってましたが監督が来ていたので頑張りました。
監督はとりあえず朽木のローソンまで行くことになっていました。
大学を出発して江文峠で自分が前に出てペースアップしようとしましたが、前日の疲労か、足が重く、そこから監督がアタックしました。
途中峠の前でローテーションをしながら登って行きました。途中峠に入った頃には監督の姿はなく
待たずに花折峠の頂上で監督を待ち、休憩場所の朽木ローソンまで下って行きました。
下りでローテーションをしていて監督が前に出ると一気に加速していき、自分はそのスピードを維持するのがやっとでした。朽木ローソンで監督は(下りのパンチ力が必要、後ろがブレーキをかけるか足を止めてしまう)と言っていました。
やはり後ろが焦るぐらいのスピードを出すには回転力とギアが必要だと思い、ローソンから監督が離脱してからはハンドルは下ハンを握り体重をかけず、ケイデンスを70〜80で体重をペダルに乗せるイメージで走っていました。正直何もつかめなかった気がしました。
しかし、続けていけば何か得るものがあるかも知れないのでしっかりやっていきたいです。

1回生 中井唯晶