カリフォルニアより







練習日誌


7月1日(月)晴れ


一週間自転車に乗っていたので、この日は完全にオフで、サンフランシスコの町に観光に行きました。初めてのバス、地下鉄で行く計画を立て、下調べを存分にしていきました。ところが、地下鉄がまさかのストライキで、途中の地下鉄の駅で立ち往生しました。バスの運転手や乗車客、町の人に話しかけ(カタコト英語)、おじさんに言われるがままMumiBusという交通機関に乗りました。そして、サンフランシスコ市内に行けることを知りました。(←これはのちにサンフランシスコに辿りついて理解。)しかし、目的の自転車屋にはどこで降りればよいかわからず、挙句の果てにバス内の目の前の席でケンカが勃発してかなり焦りました。降りる場所も困っていると、「Hey,Sweetie!」とブロンド美女に声をかけられ、地図を見せると降りる場所を親切に教えていただきました。バスを降りてから、電子辞書でsweetieの意味を調べると、「愛しき人」という意味でした。もっと英語が理解できていればと、悔やみながら一つの出会いに感謝しておきました。計画が大幅に狂い、帰れない場合のことを考えて、自転車屋に寄るだけよって、早々に帰路に着きました。夕方には帰ってきましたが、とてつもない疲労感に襲われ、その日はすぐに寝てしまいました。


7月2日(火)晴れ

メンバー 中村さん 服部

距離 午前 130キロ 夕方 45キロ

時間 4時間40分 1時間10分


今日はSharp Park Rd〜Skyline Blvd〜Canada Rd〜Page Mill Rd〜Woodside Rd〜Kings Mountain Rd〜Half Moon Bay Cabrillo Hwyで帰ってきました。夕方は中村さんに車を出していただき、6時半から1時間クリテリウム練習会に参加してきました。

午前の部では今日こそNoonrideに参加しようと意気込んで出発し、集合時間の20分前集合を果たしてやりました。以前時間までにたどり着けなかったことを考えると、当然です。しかし、待てども待てども誰も来ませんでした。実は、集合場所を完全に間違えており、一本行き過ぎた通りで待っていたようです。(涙)30分の休憩(ただ炎天下の中ぼーっとしただけ)を経て、僕の燃えきれない気持ちをぶつけるべく、Kings Mountain Rdに思いをぶつけようと走り出しました。そんな思いで登ったKings Mountain。ただ自己満のために足を踏み入れたキングスマウンテン。


後悔しました。


思っていた以上に距離があり、完全に中腹でたれてしまいました。なんで登ってしまったのだろうという後悔の念に駆られましたが、登り切ってSkyline Blvdの景色を見たとたんに気持ちは一転しました。そしてHalf Moon Bayからの海岸区間は少しでも早く帰ろうとメディオで帰りました。この日はなぜか心拍が高い状態で走れたため、帰ってデータを見ると、メディオのターゲット心拍で2時間半以上走れていました。

夕方の6時半からの練習会は先週よりも参加人数が多く、常に30〜40人ぐらいの集団でレースが展開されていました。今週の目標は、コーナーで前に突っ込んでみるということだったので、コーナー手前で一気に加速し、インからせめてみました。その直後の踏切も、ジャンプし、予想以上にうまくいき、すこし微笑んでしまいました。そういう気の緩みが落車につながると察した私は、即座に顔を引き締めました。しかしこのコーナー、バーストする選手はいるは、練習後にいつもボトルが3〜4本は転がっているはでなかなか危険なコーナーです。いつか私もボトルを落とすような気がしてなりません。その後は何度かアタックや集団での逃げを試みましたが、どれも決まらず、結局7時半頃に集団の長的な存在の人がアタックして両手を挙げて本日のレースが終了しました。今週のレースに向けてよい練習ができました。


7月3日(水)晴れ


距離 50キロ

時間 2時間


今日はSharp Park Rd〜Skyline Blvd〜Burlingame往復でした。明日のレースに備えて足回しを兼ねて、Burlingameにある自転車屋に行ってきました。ペダルの調子がもう末期症状を起こしているので、円安が進行する前に買ってしまおうと思い、買い出しに出かけました。しかし、予想以上に値段が高く、この店では買うのをあきらめました。結局、カバンにおもたーい鍵を積んで、50キロ走っただけになってしまいました。


7月4日(木)晴れ

メンバー 中村さん 服部


July 4th クリテリウム

服部 (たぶん)完走


距離 45キロ

時間 65分


今日はアメリカの独立記念日です。アメリカ国内はお祭り気分!自転車が盛んなDavisの町もお祭り気分!そう!独立記念日に毎年行われるクリテリウムが今年も開催されます!町はとても活気づいており、40度を超える気温も関係ないようでした。(笑)そう、40度の気温も・・・ 先週に続いて二度目の40度越えです。今日は暑さ対策も考えて、中村さんに氷を大量に準備していただきました。しかし、ボトルいっぱいの氷も出走前に水になってしまう始末。経験のある選手は背中に直接氷をいれたり、クリテリウムなのに背中や首にボトルを余分に持ったりと、ツールの補給を思わせるレースでした。補足しておきますが、普段生活しているPacificaは最高気温17度でした。

試合が始まると開始5分でのどがカラカラに。ボトルの水を全身から吸収しながらレースは進んでいきます。また、足の長い外人選手が水をかぶると身長の高さがあるからか、その水が自分の顔にかかり、少々不愉快になりました。なにがかというと、背の高さを自慢されているようだったので(笑)。冗談はさておき、コーナーを攻める練習をしていたからか、今回は水分補給をしっかり行いながら少し余裕を持ってレースを走れていました。最初は集団中盤に位置していましたが、集団は徐々に人数を減らしていき、気づけば集団後方に。この頃になると、シューズが体験したことのない熱さになっており、必死に水をかけてシューズを冷却していました。集団後方には決して下がったわけではなかったが、次々とレースをやめていくライダーたちがおり自然にその状態に。レース終盤に向けて激しくなる位置争いとレース展開。ここでとうとう足が限界に達し、あと6周を残して、ついにちぎれてしまいました。なんとか走り切らせてはもらいましたが、最後は水もなくなり、死ぬかと思いました。

猛暑の中、帰路につき、暑さからか肉が食べたい気分になりました。そして、帰りにスーパーでアメリカンビーフを買い、家に帰ってから中村さんに焼いていただきました。KoreanBBQ味になったビッグステーキはピリ辛でめちゃくちゃおいしかったので、明日も元気よく自転車に乗れる気がします!

レースの反省としては、わかりきっていた課題ですが、まだまだパワーが足りずに勝負するためのスタートにすら着かせてもらえない状況です。明日から、中村さんが出張で1週間ほど一人になりますが、コミュニケーション障害にならないようにできるだけ家の外で生活したいと思います。

最後になりますが、中村さんには本日は猛暑の中、試合会場までの運転と、サポートをしていただき本当にありがとうございました。レースの結果は全くダメでしたが、次回のレースにつながるように反省と練習を行いたいとおもいます。


4年生 服部