UCI2-1ツアーオブジャパン2013 


期間:2013年5月19〜26日

今年のTOJには、ナショナルチームの一員として出場させていただきました。

昨年のTOJで学連選抜チームとして参加した、鹿屋体大黒枝選手と中央大山本選手。日本大学和田選手、海外経験が豊富なEQAU23の寺崎選手、秋丸選手というメンバーでした。

ナショナルチームとしては各テージでUCIポイントの獲得を目標としていました。

5月19日 第1ステージ 堺ステージ(大阪府堺市
2.65km 個人タイムトライアル
1位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)3m26s75
2位 SEO JON YOUG(KOR/KSPO) +3s70
3位 盛  一大(愛三工業レーシングチーム)+4s27

82位 木村 圭佑 +22s87

昨年は、全選手の中で一番出走でしたが、今回は、終盤の出走順ということもあり先に走り終えたチームメートからアドバイスを聞きスタートを切ることができました。

雨が降っており白線やS字コーナーは滑りやすいと聞いたので、落車のリスクを避け、無事ゴール。

5月21日 第2ステージ 岐阜県美濃市
160.7㎞
ステージ成績
1位 PARK Sung baek KOR/KSPO 3h59m23s
2位 MERLO Michele ITA/VINI FANTINI +0s
3位 RICHEZE Maximiliano ITA/LAMPREMERIDA +0s

68位 木村 圭佑 +45s

移動日をはさみ、ようやくレースが始まるという思いでした。チームとしては、ゴールスプリンを黒枝選手で狙うという作戦。しかし、個人TT後から黒枝選手の体調が良くなないので、黒枝選手が厳しい場合は、レース中にチーム内でコミニュケーションを取り、和田選手もしくは寺崎選手に切り替えてゴールを狙うことに。レース中もチームで固まって走るようにということでした。しかし、思うように僕と山本選手は前には上がることが出来ず苦戦していました、中盤に入ると後方に位置している僕と山本選手を見かねて寺崎選手が下がってきてくれ、前方に引き上げてくれました、寺崎選手の後ろついていくといとも簡単に前方に上がれたので驚きました。その後は上りで後方に下がっては、平坦でチームメートが位置しているところまで上がるということを繰り返していました。やはり、黒枝選手の調子が悪いので和田選手にスイッチしました。ラストラップに入り隊列を組み位置取りを開始しましたが、経験不足から集団に埋もれてしまい、僕と山本選手は隊列から離れてしまいました。その中でも、黒枝選手、秋丸選手、寺崎選手、和田選手の隊列で位置取りに臨みましたが、上り前でばらけてしまい崩壊してしまいました。UCIポイントを取るためには、チームとして動けないと話にならないので、役割を果たせ無かったので責任と共に、チームで動くということの重要性について考えさせられました。

5月22日 第3ステージ 長野県飯田市
148㎞
ステージ成績
1位 DE NEGRI Pierpaolo ITA/VINI FANTINI 3h52m40s
2位 BALIANI Fortunato ITA/NIPPO-DE ROSA +0s
3位 ARREDONDO Julian David COL/NIPPO-DE ROSA +0S
29位 木村 圭佑 +10m10s

自分の脚質を考えるとチャンスは少なからずあるので、パレードから前方を位置取りスタートに備えました。昨年同様、スタートから速く、パラパラと千切れていく選手が周回ごとに出ている状況でした。中盤に差し掛かるころ、NIPPOが集団の先頭に立ちペースアップ、自分はNIPPOのペースアップに備えておいたので、30人ほどのメイングループに残ることが出来ました。しかしそこからのペースアップに耐えることが出来ず、一緒に千切れた6名でゴールしました。

30人に絞られたグループに残れたまでは、良い感じでレースを進めていけていたので、海外勢の動きに乗っていくのではなく、自ら攻撃できるような選手になりたいです。

5月24日 第4ステージ(富士山ステージ)11.4㎞
ステージ成績
1位 DYBALL Benjamin AUS/HUON-GENESYS 39m47s
2位 BALIANI Fortunato ITA/NIPPO-DE ROSA +4s チームNIPPO
3位 MONIER Damien FRA / BS ANCHOR
32位 木村 圭佑 45分55秒

昨年に出した、46分39秒からどれほどタイムを短縮できるかがポイントでした。結果は、45分55秒で44秒タイムを短縮できました。来年には、とりあえず44分前半で上れる登坂力を身に着けたいです。

5月25日 第5ステージ(伊豆ステージ)146.4㎞
ステージ成績
1位 EARLE Nathan AUS/HUON-GENESYS/ 4h29m38s
2位 FAVILLI Elia ITA / LAMPRE MERIDA +0s
3位 DE NEGRI Pierpaolo ITA / VINI FANTINI +0s」

DNF 木村圭佑

南信州、富士山ステージの走りから考えて、伊豆ステージもチャンスがあると考えていました。レースは、スタート後の逃げに寺崎選手が乗ることに成功しました。

自分は、中盤からのペースアップに備えて走っていました。中盤に入るくらいからダンシングをするとタイヤがブレーキにあたってしまうようになり、、後輪を浮かしてみるとクイックが緩んでおり車輪がはずれてしまうトラブルが起きてしまいました。その後、シマノのオフィシャルに車輪交換をしていただき、再走し集団復帰には成功したのですが集中力を欠いてしまい、DNFという結果になってしまいました。レースにはトラブルはつきものなので、冷静に処理していく能力も必要だと感じました。最低限の完走が出来ず、東京ステージでのアシストが出来ずチームメートに申し訳なかったです。

今回、ナショナルチームでの参加の機会を与えてくださったJCF様、浅田監督、井上マッサー、高橋メカ、TOJに参加するに当たって、サポートや応援していただいた皆さん、ありがとうございました。

今週末からナショナルチームとして、ツールドシンカラに参加させていただきます。TOJで学んだ経験を生かし、UCIポイントの獲得に向けて、全力で戦ってきます。

四回生 木村圭佑