カリフォルニアより

2月24日(日)晴れ
メンバー 中村さん 平塚さん 木守さん 谷口 鍵本

本日は昨日のSNELING ROAD RACEに続き、Original Merced Criteriumに参加した。
連日で行われるといっても、ステージレースではない。
僕らが勝手に連日エントリーをしているだけである。
このレースはその名の通りクリテリウムなのだが、コースが少々曲者である。コースの見取り図としては、ホームストレートとバックストレートが長いだけの長方形の様なコースで1周1.4km程。
だが、一部を除き全コースにキャットアイが設置されており、更にバックストレートを過ぎコーナーを曲がると道が半分以下になるというもの(ちなみにこの細い道が先程の一部に当たる)。
もちろん道も綺麗ではない。
いつもに増して位置取りが重要になってくるコースである。
そして今回のレースに参加したのも昨日に引き続き、平塚さん、木守さん、僕、谷口の四人。
カテゴリーは1/2/Pro。周回数は41周で56km。
40周ならわかるが後の1周はどういう理由があるのだろうか。

レース会場を見渡すと、昨日のレースに参加していた人達もかなり確認できた。お前達もか。
午後の1時30分にスタートラインに並び、スタッフの人が諸注意を言って、いざスタート。
スタートと同時にペースがどんどん上がる。スタート時に後ろからだったので、いきなり集団の後方においやられた。
先頭付近では主導権争いが起こり、アタック合戦になっていた。そのアタック合戦には木守さんや平塚さんも参加していた。
アタック合戦の影響で集団は一列に伸び、前に上がりにくい状況になってしまった。それでもその場所をキープしてもしょうがないので、コーナーや集団が息抜きをする瞬間を見計らって徐々に前にあがっていった。
そこそこ前にあがったところで、飛び出す機会を伺う。そしてレースも残り半分程になった時、前方で逃げが決まる。
同じチームの人間が前を牽き、集団をコントロール
細かいアタックが発生するが、悉く潰さていく。
残り2周まで大きな動きは無く、アタック合戦は続いていたが、バックストレートで一瞬だけ逃げ集団に追いついた瞬間に息をぬいた。
その瞬間を見計らって1人の選手が飛び出す。最後のチャンスだと思い、迷わずその選手に飛びついた。
後ろは少しの間牽制状態になり、少しの間が空いた。好機とばかりに2人で逃げる。
だがホームストレートで先頭交代をミスし、ペースが崩れて後ろに吸収されてしまった。
その後はゴールスプリントに加わったが、足が残っておらず、負けてしまった。
しかし、強い選手なら多少の先頭交代のミスがあろうが自力で逃げるべき状況であったし、追いつかれたとしてもスプリントで勝負できたのであろうから、あそこで僕が集団に捕まってしまったのは単純に力不足だという事だろう。

今回のレースで自転車選手としての基礎部分の鍛練が足りない事がわかったので、もっと乗り込んで今後のレースに備えたいと思います。

京都産業大学2年生 鍵本大地


photo by Mark Nakamura