ツールド北海道2012

木村圭佑




今年のチーム目標であったツールド北海道への出場。

2年前のように補欠ではなく予選1位という結果で臨んだツールド北海道。

1ステージ 159キロ

レースは、スタートからアタックの掛け合い、1つ目のKOMまでに逃げグループが形成されると予想していたので、自分もアタックの流れに乗り逃げをねらっていました、結局逃げが決まらないままKOMに突入。KOMポイントがかかっているためペースが速く、中切れを埋めながらの上ったので苦しい、でもそれは自分が上りに入るまでの位置取りが悪いという結果。KOMを通過し下りきったところで4名の逃げが決まってしまい、自分は逃げには乗れずに次の展開に備えて集団待機。NIPPOのコントロールのまま122キロ地点のKOMに向かいました。ゴールスプリントになれば鍵本で狙う予定がハンガーノックでKOMで鍵本が遅れたので、秒差を取られないように走り56位でゴール。



2ステージ 159キロ

勝負所の2ステージ。山岳がきついので、どれだけ粘れるかが大事なステージでした。

前日からの雨で気温が低かったので、武田トレーナーにアップオイルをしっかり塗ってもらいスタート。

1ステージで鹿屋の黒枝選手がステージを取ったので、少なくともスタート直後くらいはコントロールをしてくると思ったので、逃げに乗れるチャンスがあると考えていたのですが行動には移せず、逃げに乗れず集団内で走行。ミーティングでFZのビルケの森の前の3キロの上りにできるだけ良い位置で入るようにと言われていました。とうぜん周りも同じことを考えているので大変。位置取りが始まった時にパンク。集団に戻るのに足をかなり使ってしまいました。集団に追いついた勢いで吉岡を連れて前方に上がっていきました。もちろん、罵声をもらうのは当たり前、しかしそれで下がってしまっては意味ないので、

我慢。本当は集団の後ろでストレスなく走っていたいのですが、実際に位置取り争いをしないといつまでたってもダメなままで終わってしまいます。その甲斐あって上りにいつもより前方で入れ、なか切れに合わず越えられました。しかしこのFZ後の十勝岳KOMで力尽きグルペットに入り完走。自分はパンクで足を使っていまいました、しかし同じところでパンクした増田選手は、上位ではいっているので、ちぎれたのは自分の力がないだけで、力があればパンクの一つや二つ関係ない。



3ステージ 198キロ

2ステージで遅れたので温存してゴールを狙うか、逃げにのるか、自分には逃げた方がチャンスが大きいと思いました。

パレードからスタートが切られた瞬間、NIIPOが先頭を固め逃がす気なし。ためしにアタックをかけたものの、学生一人だけにも関わらず潰されました。そのうちマトリックスもコントロールに加わったのでHS後には、逃げるチャンスがあるかも知れないと考え待機。HS後シエルボの中西選手とアタック。2キロぐらい逃げたものの、振り返ればNIIPO。瀬田工業高校の1つ上の先輩でもある中西さんと逃げは決められなかったものの、UCIレースで2人で攻撃できたことは、嬉しかったです。レースはコントロールのもと進んでいきました。FZ手前でパンクしてしましました。チームカーを待ち、南野が素早く車輪交換してくれ再走。大内監督の指示もあり最少減のダメージで集団復帰。この後はKOMで千切れグルペットでゴール。

今回のレースで感じたことや学んだことを、しっかり後輩に伝えることか大切です。

2年前とは違う立場で走った北海道。形として何も残せなかったのですが。チームとしては多くのことを学びました。学生にとってはツールド北海道に出場するということはとても大きな財産となります。

ツールド北海道に参加するにあたって、協力してくださりました秋田監督、山岸コーチ、個性が強く癖のある僕たちをまとめてくださった大内監督代理、ステージレースでは欠かせないマッサージをしてくださった武田トレーナー、朝早くから動いてくれていた南野。最終日に応援しにきてくださいました京産大OB北海道支部のみなさん、個人戦優勝そして北海道の大地を駆け抜けたガノーRATを提供していただいてるアキコーポレーション様。有難うございました。

僕たちは多くの方に支えられ活動できています。これからも僕たち京産大自転車部を宜しくお願いします。

3回生木村圭佑





9月15~17日
メンバー 大内監督 武田トレーナー 服部さん 吉岡さん 木村さん 南野さん 谷口 鍵本
ツールド北海道

この大会は開催地が遠すぎるので荷物を運ぶ班(フェリー)と大会前日に入る班(飛行機)の二つに分けて現地入りをしました。
谷口は選手でしたがフェリー組の方で現地入りしてもらいました。
北海道は涼しいイメージでしたが京都とあまり変わらない位の気温でした。
今回のツールド北海道は全三ステージ、プロローグは無しでした。
大会初日は159km。
パレードが終わった瞬間にアタックが連発する展開に。何回か逃げにのりましたが全部潰されました。でもプロの逃げのタイミングや体の使い方を見れて勉強になりました。
その後の補給所でサコッシュを受け取ろうとしましたが、失敗。
バイクから水は貰えましたが、100kmを過ぎた時点で軽い熱中症になり、120kmのKOMでちぎれてしまいました。
その後はラバネロとローテーションしながらゴール。
悔しい気持ちでいっぱいでしたが、明日にダメージを残さないようにすぐに休みました。

大会二日目。
天気は雨。前日よりかなり気温が低く、直前までニーウォーマーを履いていくか悩みました。
距離は159kmと昨日と同じですが、約900m登る山岳ステージ。
出来れば序盤で逃げてKOM付近で捕まるのが理想でしたが、10人弱の逃げが発生した時に反応出来ず、結局メインプロトンで山岳へ。
KOM手前の登りでちぎれ、単独になりました。KOMを越え、暫くしてから谷口を含む5人と合流し、まわして走りましたが、結局先頭から大幅に遅れ、タイムアウト
ショックを受けましたが、落ち込むのは後にして木村さんと吉岡さんのサポートに全力を尽くすようにしました。

大会最終日。天気は雨のち曇り。
今日はもう自分の試合は無いのでサポートでした。木村さん達がスタートする前に、山岸コーチのハイエースで補給所へと行きました。
サコッシュの準備をして、先輩達が来るのを待つ。暫くして集団が来る。
そして無事に吉岡さんと木村さんにサコッシュを手渡し、ゴールに向かいました。先輩達のゴール後、後片付けをしてフェリー組と飛行機組で別れて帰りました。
ツールド北海道の初日はゴールスプリントになった場合は僕が行くはずでした。しかし、熱中症なんて凡ミスをしてしまい、本当に悔しいです。何よりチームメンバーに尻拭いをさせてしまったのが一番悔しいです。
今回の大会で、周りが格上ばかりの人間と走る事が出来て、良い経験になりました。腕の使い方、コーナリング、アタックをするタイミング等、学ぶべき所が沢山ありました。この経験を忘れずに次に活かしたいです。
最後に、アクの強い僕たちを纏めて下さった大内監督代理、僕達選手の身体のケアをして頂いたマッサージャーの武田トレーナー、早朝から夜遅くまで機材を管理して頂いた南野さん、本当にありがとうございました。
鍵本大地