ツールド北海道

レースレポート

一回生のころから目標にしていたツールド北海道になんとか出ることができました。
7月に大きな落車をしてしまい、しばらく自転車にのれていませんでしたが、８月から練習を開始し、リハビリなどと言いながらも本気で練習しました。
インカレのロードも走りきり、少し自分でも調子が上がってきている気がしていました。
南野と谷口に車で先行してもらい、残りのメンバーは飛行機で現地入りし、前日はローラーで軽く足回しをして終わりました。
結構豪華なホテルだったので、いつもの遠征と違い少しテンションが上がっていました。


日が変わり、ツールド北海道初日。
スタートまで自走していきアップが完了です。その後、開会式を終えていよいよスタート。
いつもと違うメンバー、テレビや雑誌で見る人たちに囲まれてやや緊張気味でした。
しかしレースが始まるとその緊張もほぐれ集中力が高まってきました。
１つ目峠ではちぎれたものの、すぐに集団復帰。
そのあと落車してしまいますが、前輪を交換して集団復帰。最後の峠も若干ちぎれてしまいましたが、こちらもすぐに集団復帰です。
何回か集団復帰しましたが、あまり足を使わずにラスト20キロまできました。

ラスト5キロを切ってから吉岡が前に上がっていくのが見えたため、僕もスプリントに参加しようと前の方に位置どりをしました。
そしてゴールスプリント！フィニッシュライン手前50メートル！…次に気がついた時は救急車の中でした。
どうやらゴールを目前に落車に巻き込まれたようでした。
体の動きが鈍ってしまい、自転車にまたがることもできずに僕のツールド北海道は幕を閉じました。
ゴールスプリントに行ったことは少しも後悔はないです。
むしろいい経験になったと思うので、次から同じような場面になったときのために対策法を練ろうと思いました。


今回のインカレやツールド北海道を経験してみて、京産大は夏が少し弱い感じがします。
来年は夏の練習方法や合宿などもしっかりと焦点に入れてシーズンインからがんがん京産大を出して行きたいと思います。
ツールド北海道が終わり、そろそろキャプテンの役職を変わる時期なので、鍵本には今年のいけなかった点をよく考えてもらい、来年につなげてもらいたいと思います。
最後になりますが、現地でたくさんの応援をしてくださったOB会のみなさん、北海道に向けてたくさんの指導をしていただいた秋田監督、山岸コーチ、仕事が忙しい中、引率いただき、的確な指示を出していただいた大内さん、マッサージとサポート業務をこなしていただいた武田トレーナー、サポートできてくれた南野くん、本当にありがとうございました。


三回生　服部昇平