2012 ツールド沖縄

レースレポート
三回生 吉岡 直哉


11月25日 (日) 晴れ
メンバー 秋田監督 南野 鍵本 谷口 田中 吉岡


自分にとっては今年最後のレース。それもツールド沖縄

練習にも気合いが入っていた。
この日のために努力してきた。と、思っていたが、しかし結果からして自分は努力していなかったことがわかった。 何一つ行動できずに、わけわからないところでちぎれてリタイア。 実 力 不 足 この四文字が頭の中を駆け巡る。


レースでは本当になにもできていない。ただ後ろについていただけだった。
スタート時の感じでは調子は正直に言うと良いとは言えなかったが、修善寺カップの時みたいに上がるかもしれないと考えすぐに悪いイメージを払拭した。

スタートして30キロほどしての本部で自分の不注意で落車してしまった。レース後思ったが、やはり少し集中しきれていなかったと思う。
一回目のフクガワ、ペースは速くなかった。その後も集団で回しながら走り、二回目のフクガワはペースが上がると考えていたのでこの時点ではその後に補給を取ろうと考えていた。

二回目フクガワも難なくクリアできた。
しかし、その後の下りきった後の登りでちぎれてしまった。

補給を取ろうと考えていた場所でちぎれてしまい、焦ってしまい、前に追い付くために走ることで頭がいっぱいになってしまった。
その後も集団についてはちぎれを何度も繰り返してしまい、羽地ダム手前の登りで完全にちぎれてしまった。
完全に自分の実力不足もあるが、今回はしてはいけない事をしてしまった。
監督のチームカーがあるのに、補給を取りに行かなかった。きつくてもチームカーに行くべきだった。これでは一人で走っているのとかわりはない。

ちぎれてからは一人で走り、色々なことを考えた。

ゴールに戻ってきたら秋田監督が待っていた。

走りながら補給がとれなかったのが悪かったのがわかっていたので、サポートして頂いた監督に悪いことをしてしまった罪悪感となにもできなかった悔しさ、弱い自分への腹立たしさでいっぱいになり、左目から泪がこぼれ、涙が溢れた。
レースで泣いたのは生まれてはじめてだった。

レースの次の日は心も痛かったが体も痛かった。今期初落車だった。
忘れていた痛さを久しぶりに思い出した。 もしかしたら神様が自分に、今期最後に警告してくれたのかも知れない。
忘れかけている大事なものがあるぞと言う事を。

沖縄は何もかも上手くいかなかった。
最近思うように走れない事が多かった。
今年、初春、忘れかけてものを思い出した。 二回生の時は大事なことを忘れていた。また、同じ事になるところだった。
もう大丈夫。 初心に帰れば良い。
沖縄ありがとう。 3か月後またよろしく。

秋田監督、サポートして頂きありがとうございます。 結果をだせず申し訳ございませんでした。