ツールドソウル

昨晩から雨が降り出し、朝の時点でかなりの降水量でした。

雷も鳴り響き、スタート地点に選手待機する場所もなく、ホテルの軒先にて陣をとりました。出走サインを済ませた所で中根の前輪がUCIルールに適合していない事がわかり急遽スペアーの車輪と交換、カーボンリム用のブレーキシューを使っていたのでアルミリムの後輪のブレーキシューと入れ替えて重要な前ブレーキの制動力を何とか確保してスタートにのぞみました。

スタート前にはドシャ降り状態で、パレード走行時の危険回避の為最前列に並び午前8時ちょうどのスタート号砲を待つ。選手の集まりも悪く少し遅れてスタートとなった。

スタートから6キロほどはパレード走行となっていたが、集団では小さな落車が数回おきていた模様。学生チームの中からも2名が落車に巻き込まれたそうです。(チームカーが落車箇所を通過した時点では、集団に復帰できていたみたいです)

パレード走行時の落者したメンバーの集団復帰を待ってから正式なレーススタートの旗が振られた・・・・・


山岸正教



結果
優勝 JO Ho Sung ソウルサイクリング
8位 辻 善光  マトリックスパワータグ
18位 岡 豊洋  トレックマルコポーロ
24位 山森 雅也 京都産業大学
28位 廣浦 典也 京都産業大学
34位 元砂 海人 環太平洋大学マトリックスパワータグ
35位 小村 知之 環太平洋大学
44位 中根 英登 中京大学
60位 湊  淳二 京都産業大学
66位 向川 尚樹 マトリックスパワータグ

平均43.98KM/H




レポート
コースはソウルのど真ん中からずっと高速を走って折り返し同じ所に帰ってくる平坦100キロでした。
最初のパレードから位置取り争いと激しい雨の為落車が起こり,15キロ地点ぐらいから正式なスタートとなりました。前半の70キロぐらいはほとんど追い風で時速50キロ前後で巡航していました。単発的にアタックがかかるもしばらくすると捕まっていました。僕はたまに先頭にでて引いてみるものの全然持ちませんでした。ラスト30キロぐらいで追い風から向かい風に変わるところで決定的な16人の逃げが決まってしまい,メイン集団はあまり追う気配がありません。前に出ても全然ひけず,他のチームは逃げにチームメイトを乗せているため集団のペースは上がりきりませんでした。ラスト5キロの高速の降り口で鉄板を踏んで落車してしまいました。体も自転車も大丈夫そうだったので必死に追い上げ,ギリギリで集団に追い付きましたがそのまま集団内でゴールすることしかできませんでした。16人の逃げに乗れなかったこと,逃がしてしまって追い付かなかったのは力不足でした。最後の最後に落車してしまったのも位置取りとテク
ニックがありませんでした。このような大きな国際大会を走った経験を生かせるように日々頑張ります。

廣浦 典也



レポート

土砂降りのなかレースがスタートしました。
スタートして6キロほどパレード走行でしたがパレード走行が終わってすぐに大量落車があり、ニュートラルに入りました。
結局15キロほど行ったところから本格的にスタートしました。常に50キロ近くのスピードで順行していました。何度かアタックがかかり数名の逃げが出来るがすぐに捕まるという感じでした。70キロ地点で16人の逃げが完璧に決まってしまいました。そのまま16がゴール、僕はメイン集団の6番でゴールでした。コースのほとんどが高速道路だったので道幅も広く、とても走りやすかったです。また初めての国際レースだったので、最初は緊張しましたが、走っているととても楽しかったです。
最初からもうちょっと前のほうで位置取りができていれば良かったと思いました。

山森雅也

レースレポート
8時、レーススタートでした。雨が降っていて気温は低く、パレード走行が6キロだったはずが、パレード時の集団落車により15キロ程まで延長されました。ペースはコースが全て平たんだったため、アベレージ48キロ程で一定した感じでした。ちょうど半分の50キロ地点の折り返し時に17名の逃げが決まりそこからペースが下がり、そのままゴールしました。 今回、初めての外国でのレースで、緊張でガチガチでレースが始まってからも何がなんでも千切れないこと、落車、パンクをしないようにと、逃げに乗れる状態であれば努力するという目標に走っていましたが、実際いつペースが上がるかかなり怖くてあまり動けませんでした。でも、1回逃げに乗りました。ゴールでは大きい段差に突っ込んでしまい、体制を崩し、怯んでしまってそのまま集団の後ろの方でゴールしました。今回つくずく自分の精神面の弱さと、位置取りの下手さなどいろいろ未熟だなぁと思いました。あと、外人の特にヨーロッパの人たちの体のでかさ、スピード、チームワークは凄かったです。
ありがとうございました。
湊 淳二