10月7日(火)晴れ
メンバー:岡さん、木守さん、多田さん、川島さん、佐藤さん、廣浦、丹後、山森、湊
今日は途中に行きました。ペースが早く坂では何度もちぎれました。今週も試合なので練習に励み調整して、いい結果が出せるように頑張ります。
一回生 湊



秋季リッツクリテレポート


10月5日、立命館草津キャンパスにて学生のクリテリウム京都府車連主催のクリテリウムが開催されました。
2008年、未だ学生自転車競技連盟主催のレースでの勝利が無いだけに、ここは是が非でも優勝が欲しいところ。
選手達にもその辺をしっかりと伝えて送り出しました。
参加選手は岡、佐々木、板谷、中村、渋谷、清水、木守、多田、佐藤、廣浦、丹後、湊、山森。
サポートに番匠谷、秋山、岡田、池本、宮川。

小雨の降る中会場に到着し各自レースの準備を始める。
学生選手全般に言えることだが、寒さに対する準備が出来ていない者が多く、寒さに震えながらのスタートになった。
学生の、しかも関西を中心とした選手の集まりなので、心配せずにレースを観戦。
佐々木、岡、中村、木守は常にレースをリードし、上位でゴールできた。
一回生の4人も9月にしっかりトレーニングをした効果が出たのか、上位にこそ入れないものの安定してレースを走れている。特にずっと国体に向けてトラックの練習を繰り返していた山森が遅れながらも完走したことは、喜ばしかった。
逆に全く走れていない選手もいるわけで、いろいろな言い訳はあるにしろ、9月の練習量やこれからの練習への取り組みの姿勢を考えていかないと、この先選手として全く価値のない状態になってしまうだろう。

続いて午後から一般のレースにも参加。
こちらは完全に雨のレース。
今度は私自らがエントリーした。走りながらレースの中で選手に指導していきたかった。
そして佐々木、岡、中村にはゴール勝負になったら私を勝たせる走りを要求。彼らがそれにどう答えてくれるかが楽しみでならなかった。

スタートしてすぐに3名のエスケープが出来た。
実際は後方でのスタートだったので何が何やら全く分からない状況だったが、先頭のほうに出ると観客がそう教えてくれた。
集団前方には廣浦、木守、岡、中村がいる。
前の逃げを捕まえるべく中村をローテーションに参加させ、私自らも少しローテーションに参加していた。
そんな中、非協力的な選手が私を口汚く罵ってきたため、私もつい熱くなり応戦してしまった。
それを気にした中村がコーナーで落車!私も寸でのところで追突は間逃れたが、先ほど私を罵ってきた選手に追突され落車してしまった。
『弦太大丈夫か!?』と叫んだものの自身の頭の中が完全に選手に戻っていたため、彼にすり寄るでもなくすぐにペダルをはめ再スタートした。
集団に追いつくのに丸まる1周かかった。同志社の選手やその他の選手に激を飛ばしながらなんとか追いつき集団の先頭にまで戻った。
岡が『どうしたらいいですか』と聞いてくるが、現時点で動ける選手が岡しかおらず、この段階で岡を使い切ってしまうのが嫌で、岡には待ての指示をだした。
周りに廣浦と木守が居るのはわかっているし、指示を出してやりたかったが、雨がひどく慎重に走らなければならなかった為、彼らと協力して走れなかったのが残念だった。
残り3周で前との差が縮まり始めたので、一気に岡の足を使った。アタックに反応させ、それが終わっても集団を引かせ続けた。この1ヶ月間トラックの練習しかしていなかった為、既に疲労困憊の岡だが、叱咤する度にペースが上るのはさすがだ。
逃げグループを捕まえることが出来ないまま、勝負は最終ポイントにまで来てしまい、最後は岡を見捨てて、自分のポジションに専念し、後続集団のゴール勝負で頭を取る事ができた。
岡のおかげで、残り3周を安心して走ることができた成果だと思う。

レース中他の選手とトラブルを起こしたことは大きく反省する。そのおかげで中村というアシストを失ったのだから。彼がいれば、前のグループを捕まえることが出来ていたかも知れない。
集団内でポジションを上げたくても上げれない感覚を久々に肌で感じ取ることが出来た。
やはり出来ないことは出来ないのだと…。いかに今まで自分がレース中の選手達に無茶な注文をつけていたかを思い知った。
練習できていないのに本番でしっかり走れるはずが無い。今後はもっと練習で無茶な注文をつけていこうと思う。

京都産業大学の選手は基本的に立ちこぎやスプリントの技術が未熟だと感じる。
これは練習にそういったことを向上させる要素を取り入れていないことが原因だと感じる。
大阪産業大学環太平洋大学の選手はその辺が上手いと感じた。改善の必要性を強く感じるレースであった。



監督 秋田 謙